樹木管理
新宿御苑は開園後100年以上が経過し、老齢化や大径木化が進むことで、枝葉の繁茂による落ち葉の増加や日当たりの悪化、眺望景観への阻害、さらには腐朽による樹木の危険性などにより公園利用や周辺環境に支障を及ぼし始めています。そこで新宿御苑では安全の確保、事故等の予防、病虫害の予防、庭園景観の改善のため「健全な樹木の育成」を進めています。
1.傾斜した樹木や、かかり枝の除去による安全確保
2.老木や雑木の除去・更新による病虫害の予防
3.腐朽菌が入ったり診断により危険とされた樹木の伐採による事故の予防
4.ビスタラインの確保や修景伐採による景観や利用環境の改善
1.傾斜した樹木や、かかり枝の除去による安全確保
2.老木や雑木の除去・更新による病虫害の予防
3.腐朽菌が入ったり診断により危険とされた樹木の伐採による事故の予防
4.ビスタラインの確保や修景伐採による景観や利用環境の改善
1.傾斜した樹木や、かかり枝の除去による安全確保
危険な樹木等を確認した場合、まず立入禁止または通行止めを行い、順番に安全の確保を実施します。

2.老木や雑木の除去・更新による病虫害の予防
病虫害に侵された樹木に伐採・焼却などの対処を実施しており、令和元年にはカシノナガキクイムシによるナラ枯れ被害が確認されたことから、被害木の適切な処分のほか、衰弱したナラ・カシ類の予防伐採等に取り組んでいます。

3.腐朽菌が入ったり診断により危険とされた樹木の伐採による事故の予防
一見健全にみえる樹木でも、腐朽菌(キノコ)が入ることで短期間で弱体化し、強風や大雨、台風の影響などにより、幹や枝が折れて甚大な被害を及ぼす可能性があります。新宿御苑では、腐朽菌が入ったり、診断により危険とされた樹木の伐採等により、事故の予防に努めています。

4.ビスタラインの確保や修景伐採による景観や利用環境の改善
庭園の大きくなりすぎた構成木の伐採や樹種の変更などによる「ビスタラインの回復」に努めています。

新宿御苑では、混みすぎた林を伐採・剪定・除草しています。大規模な作業が入れると、一時的に荒れて見える場合がありますが、結果的に環境が改善されます。

新宿御苑では、混みすぎた林を伐採・剪定・除草しています。大規模な作業が入れると、一時的に荒れて見える場合がありますが、結果的に環境が改善されます。

5.庭園管理の作業にあたって
大きな作業は休園日に実施するように調整していますが、強風や大雨、台風の影響などによる危険個所や重機等を使用しての工事に伴う作業範囲については開園中でも通行止めにすることがあります。


被害を未然に防ぐため、スタッフが巡回をしておりますが、簡単には落ちないかかり枝にも念のため注意喚起のカラーコーンを置いていますので、そういった場所には滞留せず、ご通行の際は真下を通らないよう、充分にお気をつけください。
ご不便をおかけする場合もありますが、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。



被害を未然に防ぐため、スタッフが巡回をしておりますが、簡単には落ちないかかり枝にも念のため注意喚起のカラーコーンを置いていますので、そういった場所には滞留せず、ご通行の際は真下を通らないよう、充分にお気をつけください。
ご不便をおかけする場合もありますが、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。