国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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自然・開花情報

379件の記事があります。

2008年08月08日コオロギの里の花

京都御苑自然・開花情報

本日でトンボ池の一般公開が終わりました。猛暑の中、たくさんの来園ありがとうございました。

コオロギの里ではヤブミョウガの付近に新たに花が咲き始めています。

ギボウシの仲間
ユリ科の多年草。若い花序が擬宝珠(橋や寺社の欄干などにとりつけられている建築物の装飾)に似ているのでギボウシの名前がついたといわれています。
朝咲き、午後にしおれ、芳香のしない花と、タマノカンザシのように夕方から開き芳香のある花などもあります。


九條池より (高倉橋の欄干の擬宝珠)


ベニバナボロギク
葉は長楕円形で鋸歯、下に垂れ筒状の先が紅色になっているところが花。

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2008年08月05日トンボ池での実験

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トンボ池一般公開では連日来園者で賑わっています。
動植物の採取はできませんが、ボランティアの先生にカエルやトンボの種類の見分け方を教えてもらったり、霧吹きでの実験も人気があります。


入り口 この看板が目印です

ボランティアの先生やスタッフによる説明

ハス  雌しべを包み込んでいる蜂の巣状の花托

ハスの葉に水を拭きかけてみると・・・
葉は撥水性があり水をはじいて水滴ができます(ロータス効果)


クモの巣に水を拭きかけてみると・・・
巣によって様々な模様が見られます。

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2008年08月03日トンボ池一般公開

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本日8月3日(日)よりトンボ池の一般公開がはじまり、約50人の方が来園されました。
小さな人工の池ですが、平成7年に整備後13年が経ち、トンボやカエルの仲間など様々な生き物がみられるようになりました(採集はできません)。
ちょうど今は、ハスの花が見頃となっています。
8月8日(金)までの毎日9時30分から11時30分まで開放していますので、ぜひ、散歩の一時にお立ち寄りください。

この池のハスの起源は、元は閑院宮邸跡内にある池に戦後植栽されていたもので、浚渫等により見られなくなっていました。
ところが、その後、トンボ池に、この閑院宮邸の池の土を使って整備したところ、数十年経った今、見事な花がよみがえりました。
土の中で、ずっと環境が整うのを待っていたようです。
生命のたくましさに驚くばかりです。

モリアオガエル。他にシュレーゲルアオガエル、ツチガエル、アマガエルが見られました。
ボランティア講師から、モリアオガエルとシュレーゲルアオガエル、ツチガエルとヌマガエルなどの見分け方を聞きました。

リスアカネ♂。他にマユタテアカアネ、モノサシトンボ、クロイトトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボが見られました。

マユタテアカネ♀。名前の由来のとおり、顔を正面から見ると、眉毛のような班が見られます。

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2008年07月30日中山邸跡のハギ

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明治天皇ご生誕の地、中山邸跡にアレチヌスビトハギが咲いています。

もう少しすればサルスベリも見られます。

―邸内(柵の内側)には入ることはできませんが柵外から十分見ることはできます。―


御苑北東部にある中山邸跡





アレチヌスビトハギ
マメ科の野草で、1m前後、葉は細長い楕円形。直立した枝に、紅紫色の蝶型の花。
秋には実になり、毛がついていて服などにひっつきやすく、実の袋の数がヌスビトハギより多い。



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2008年07月28日お気に入り

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昼から雷を伴ったどしゃぶりの雨が降り続いています。
この雨で少し暑さが和らぎ過ごしやすくなるでしょうか。


桃林に大量のセミの幼虫の抜け殻を発見。
他にも苑内の至る所で見かけました。
その中には、同じ場所に数十匹もの抜け殻がついている箇所もあります。
同じような場所なのに、何がセミの幼虫たちを引き寄せるのでしょう。






これは「クマゼミ」「アブラゼミ」の幼虫の抜け殻です。
大きさとツヤが随分違います。(アブラゼミの方が小さくツヤがある)

また、コオロギの里を歩いていると場所毎に違ったセミの鳴き声が聞こえます。

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2008年07月25日九條池周辺の樹木・野草

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サルスベリがぽつぽつ色づき始めた九條池周辺には他にも色んな草花が咲いています。

クサギ
名の通り葉を揉むと独特の臭気がし、花自体は甘い香りがします。
葉は三角に近いハート型。
袋状のものは咲く前で、花冠は白く5裂し、4本の雄しべと1本の雌しべが長く突き出ています。萼は薄紅色。花が終わると、萼は赤紫色になり、碧の果実が付きます



ホソバイヌビワ
イヌビワの品種。イヌビワよりホソバイヌビワの葉の方が細長い。
黄緑色をしていた実は熟して淡紅色になり始めています。



ミズヒキ
長い茎の先端に、上から見ると赤く下から見ると白い小花をまばらにつけるミズヒキ。紅白の水引からこの名前がつけられているそうです。これもお茶席の花によく用いられます。葉は互生で広い楕円形をしています。


イヌダテ
ミズヒキの側に咲いていました。花期は初夏から秋口までと長く、穂状に小さい花をたくさんつけています。花片にみえるのは萼です。

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2008年07月23日サルスベリが咲き始めています

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緑濃き夏の御苑を鮮やかに彩るサルスベリの花が咲き始めました。
漢字で「百日紅」と書く通り9月中旬頃までの長期間花を楽しむことができます。


枝の先端に円錐花序に咲いていきます。花びらは6弁でフリル状になっています。
幹はすべすべとし光沢があり、葉は卵形楕円形をしています。


丸太町通の外周のサルスベリ。
日当たりが良いのかたくさん咲いていました。

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2008年07月22日若い果実

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本日は二十四節気でいうところの「大暑」。連日に続き暑い日となりました。

― 苑内の木陰はさわやかな風が吹くと心地よいですが、砂利道は大変暑くなっています。暑さ対策を万全にしての(日除け・水分・休息)ご来苑お待ちしております。虫さされも注意! ―



オニグルミの若い果実
いわゆる「クルミ」です。葉は羽状複葉で、花は雌雄同株雌花で5月頃には雌花序は上向きで先端が赤く、雄花序は長く垂れ下がります。雌花の根本が果肉となります。9月頃には茶色く、でこぼこした堅い殻になり落下しはじめます。数年前から数本の実生が見られていましたが、その中の一本に、やっと果実をつけました。


エゴノキの実
5月には見事に花を咲かせていたエゴノキ。


現在鈴なりに実をつけています。




ハギ

秋の七草のひとつである「ハギ」。ハギには二度咲きする種類があり、夏に咲いた後、秋にも咲きます。
御苑東側清和院御門北側の梨木神社では毎年秋に「萩まつり」があります。

ヤマブキ
清和院御門付近 春に咲いていたヤマブキが再び咲いています。

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2008年07月21日京都御苑自然教室“夏の御苑にふれよう”が開催されました

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 7月21日(海の日)午前、京都御苑自然教室“夏の御苑にふれよう”が開催されました。約160名の参加者は、トンボ池をスタート地点として、堺町御門東の樹林地から宗像神社周辺へとコースをとりました。

 トンボ池ではハスやハンゲショウなどの夏の植物の花、数は少なかったですが、アカトンボの仲間のマユタテアカネや体に「ものさし」のような模様のあるモノサシトンボなどのトンボ類、モリアオガエルやツチガエルなどのカエルの仲間を観察しました。
 樹林地では、ツチカブリの仲間やヒトヨタケの仲間などのきのこ、「京都の自然200選」に選定されている宗像神社のアオバズクなど、各専門家の案内で苑内の自然を楽しみました。

 次回、京都御苑自然教室“秋の御苑にふれよう”は、11月23日(日)午前9時30分より午後12時まで、石薬師御門内集合で実施予定しています。

また、8月3日(日)より8月8日(金)まで、普段、自然保護のため閉鎖しているトンボ池を一般に開放します。開放時間は午前9時30分より午前11時30分までです。入場希望の方は、当日、トンボ池までおこしください。ハスの花の観賞を主に、オオシオカラトンボやコシアキトンボなどのトンボの仲間、モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルなどを、事務所スタッフやボランティアの協力のもと観察します。なお、限られた小さな空間のため、採集はできません。


「京都の自然200選」に選定されている宗像神社のアオバズクを観察

トンボ池でハスの観察。花は、まだ数輪しか咲いていません。

葉陰にとまっていたモリアオガエル

マユタテアカネのメス。顔を正面から見るとマユのような眉班があります。

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2008年07月17日トチノキの実

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栃木県の県の木「トチノキ」
栗のような実になってきました。

-御苑の動植物は持ち帰らないようお願いします-



5月には大きな円錐花序についた花が見事に咲いていたトチノキ。

実は粉末にしてとち餅の材料に使われます。

ヘクソカズラ
葉や葉を揉むと悪臭があるので屁屎葛。というなんとも気の毒な名前がついてます。小さく白い鐘状の花で、先端は5つにわかれ、内側は紅紫色をしています。

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