国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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自然・開花情報

379件の記事があります。

2008年07月16日夏の茶花・宗旦ムクゲ

京都御苑自然・開花情報

閑院宮邸跡庭園(年始年末・月曜休館、無料)には、新たにムクゲが咲いています。
花は直径10㎝くらいの一日花で、秋口まで次々に咲きます。白・ピンク、一重・半八重・八重と様々あります。
韓国では「無窮花(ムグンファ)」といい国花となっています。


閑院宮邸跡庭園


この白地に中が赤いこのムクゲは宗旦ムクゲ

細身の葉は浅く3つに裂け、縁には粗い鋸歯があります

枝は横に広がらず上向きに直線的に伸びています

周りにはイヌガラシが。葉は長い楕円形で、茎の先に5㎜くらいの小さく黄色い十字状の花が咲きます

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2008年07月10日芝生とともにやってきた植物

京都御苑自然・開花情報

京都御苑では、毎年、芝生の傷んだところを中心に芝生の張替を実施していますが、その張り替えた芝生地に、まれに今まで京都御苑になかった植物が見られることがあります。
その一つ、ワルナスビはアメリカ原産ナス科の多年草。
富小路口付近で群生しています。
葉は波形の鋸歯、黄色い雄しべに、白~淡紫色で星のような形の可憐な花ですが、茎や葉の裏中央脈上にトゲがあり地下茎をのばして増殖し始末が悪いので、この名がついたそうです。


ワルナスビ

茎や葉にはトゲがあります



ヤブミョウガの群生
6月下旬頃は、茎の先のみ花が咲いていましたが、3から4段の白い花が、一面に咲いています。迎賓館東側などに群生しています。

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2008年07月07日バッタが原の草花

京都御苑自然・開花情報

迎賓館西側のバッタが原の藪の中に新たな花が咲いてきています。

ヤブカンゾウ
 ユリ科の一日草で、花は八重咲きで少し波打っています。

緑の藪の中で橙黄色の花がよく目立って咲いてます

キンミズヒキ(バラ科)
 5弁の小さい黄色の花が花穂にたくさんついていて、大小のギザギザした葉がついています


ノジトラノオ
白い小さい小花を多数つけた総が虎の尾のようにたれさがっています。バッタが原で群生しています。


ジャノヒゲまたはリュウノヒゲともよばれるユリ科の多年草
花は白~淡い紫色で下向きに咲いているのであまり目立ちませんが、冬には鮮やかな青い実をつけます

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2008年07月03日ハナゾノツクバネウツギ・コムラサキシキブが咲いています

京都御苑自然・開花情報

石薬師御門を入った南側芝地にハナゾノツクバネウツギと隣り合わせて、コムラサキシキブが咲いています。

ハナゾノツクバネウツギ
(スイカズラ科)ハナツクバネウツギやアベリアとも呼ばれます。筒状の鐘形の白い花をつけていて、赤い萼はプロペラのようになっています。花期が長く秋頃まで見られるそうです。


コムラサキシキブ
秋には小さな紅紫色の果実をつけるコムラサキシキブ。果実より淡い紫色の小さな花が集まって咲いています。葉の半分だけがギザギザしていて枝は垂れ下がっています。
拾翠亭入り口付近にも咲いています。


児童公園のアジサイ
濃い青色のアジサイがたくさん咲いています。
これらのアジサイの下に、すいかやりんごなどの絵が書いた四角いタイルが20枚はめ込んであります。
これは「えさがしタイル」といい、昨年11月に児童公園リニューアル時に新設された遊具の一つ。
「いただきます」から始まり「ごちそうさま」で終わる「しりとり」形式になっていて、遊びながら環境を考えるきっかけにと設けられました。


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2008年06月30日地球温暖化?

京都御苑自然・開花情報

京都御苑では、現在までに55種の蝶類が確認されています。
その中には、温暖化の指標とも言われているツマグロヒョウモンやナガサキアゲハなど南方系のチョウが確認されています。

このような中、去る6月7日に、京都御苑の広報案内を手伝っていただいている国民公園協会職員によりイシガケチョウが御苑内ではじめて確認されました。

確認当時の話しを聞いたところ、変わった模様のチョウが舞っているのに気づき、止まるまで辛抱強く待っていたところ、やっとの思いで撮影できたとのことです。
名前の由来どおり、小石の散らばっているようなところへ止まったそうです。

イシガケチョウは近畿地方以西で見られる南方系の蝶で、近年、少しずつ分布を北または東に広げているとも言われていますが、さて、イシガケチョウが、地球温暖化の指標になっていくのでしょうか?今後の状況を待ちたいところです。

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2008年06月25日ネムノキが咲き始めました

京都御苑自然・開花情報

迎賓館東側、九條池北側でネムノキが咲き始めています。
マメ科の落葉高木で 平面状に刷毛のような一つに見えるこの花は、10個以上の花が集まっているものです。先の淡い紅色の部分は雄しべの花糸です。
葉は全体的にも羽状でさらにその羽片部分も羽状になっています。



ネムノキ


ヤブミョウガ
迎賓館東側のヤブミョウガの葉の群生のなかに、白い花が咲き始めました。
茎の先に白色の花が輪生状に数段つきます。これからです。


ネジバナ
芝地で見られる野生蘭
花茎に、淡い~濃いピンク色の小さな花が多数螺旋状に咲いています。


ネジバナ 花

ヨウシュヤマゴボウ
紅紫色の茎から総状花序に小さい花が多数ついて咲いています。
秋には黒紫色の実になります。

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2008年06月19日閑院宮邸跡庭園でサンゴジュが咲いています

京都御苑自然・開花情報

今朝は梅雨に入り久しぶりの雨模様でした。

サンゴジュ(中島の右奥の樹)
防火性が高く、葉は対生で光沢があり、大型の円錐花序で多数の白い花をつけていてます。
「閑院宮邸跡・庭園」月曜休館 拝観料:無料

サンゴジュの花

アカメガシワ・雄花
雌雄異株で、枝先に円錐花序で上向きに淡黄色の花弁の無い小さな花が多数付いています。
高い位置についているのでみつけにくいかもしれません。母と子の森


クチナシ
中国で七香(梅・百合・菊・桂・茉莉・水仙・梔子)の一つに数えられるように、甘く芳しい香りがします。
果実は赤黄色く、薬用や食物の着色料、黄色の染料として使われました。


道端や御苑外周の石垣など至るところで咲いているツユクサ。
早朝に咲き午後にはしぼんでしまいます。

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2008年06月12日ナツツバキが咲いています

京都御苑自然・開花情報

アジサイ・タイサンボクなどに続き梅雨時期の花・ナツツバキが咲き始めています。
直径5~6cmの白い5弁の花で、花びらの縁はフリル状になっています。
朝に開花して夕方には落下する一日花で、樹皮はまだら模様でつるつるしています。
別名、沙羅双樹と間違えて伝えられたことから「シャラノキ」とも呼ばれ、樹皮が似ていることから「サルスベリ」と呼ぶ地方もあるそうです。



ナツツバキ

樹皮

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2008年06月04日「歴史ふれあいの道」駒札浮き出し絵を夏バージョンに取り替えました

京都御苑自然・開花情報

6月に入り、駒札に設置している浮き出し絵を、夏仕様に変えました。
浮き出し絵は年四回順次交換します。

「歴史ふれあいの道」とは・・・
御苑散策のモデルルートに、平安から現代まで歴史的施設やかつて近辺にあったと想像される地点に歴史を解説する駒札型の案内板20基(4カ国語・日英中韓)を設置。そのうち18基には浮出絵付駒札になっていて、駒札の下に凹凸のかけらの一部をおいた台板に紙をおいてえんぴつなどでこすり、絵に浮かびあがらせ集めると、一つの絵ができあがります。*どの駒札からでも開始可能  対象年齢目安:6才以上 所要時間:80~120分

地図付き案内資料[PDF149KB]




駒札浮き出し絵 色鉛筆でするとより華やかな絵が完成します

タイサンボク モクレン科の樹で、白い大輪の花が上向きに咲いています。 乾御門入って北側

セイヨウアジサイ 間ノ町口西側 一週間程でさらに色濃くなってきました。

ガクアジサイ 間ノ町口東側

コモチマンネングサ 黄色の星形をした5弁の花で、ニガナなどと苑路に咲いています。

ニワゼキショウ 1センチにもみたない6弁の小さい花で、紫色もあります。

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2008年05月29日アジサイ・ネズミモチが咲き始めました

京都御苑自然・開花情報

昨日、南九州・四国地方が梅雨入りしました。今朝8時頃は結構な量の雨が降っていましたが、しばらくたつと、雨音が聞こえなくなり、小鳥がさえずり始め、建物の中にいても 雨が止んだのを教えてくれます。
また、苑内では新たな初夏の花が咲き始めました。

-お願い-
苑内の動植物は自然の姿そのままに-樹木の実をもぎ取ったりなどせず-観賞していただくようお願いします。


セイヨウアジサイ
間ノ町口や児童公園付近に咲いています。花びらに見えるものは萼で、中心部が花です。


ネズミモチ
枝の先に円錐花序で白い花がたくさんついています


ヒルガオ
苑路にひっそりさいていました


ウメモドキ 雄株

ウメモドキ 雌株

シャリンバイ
葉が枝先に車輪状に出て、ウメの花に似た白い5弁の花をさかせるので「車輪梅」というそうです

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