国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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自然・開花情報

379件の記事があります。

2010年07月29日盛夏に咲く花々

京都御苑自然・開花情報

暑い日が続くなか、
植物をはじめ生き物たちには恵みの雨ですが、
降りすぎないことを願います。

さて、夏真っ盛りですが、
暑さに負けない夏の花々が咲いています。

九條家ゆかりの拾翠亭や九條池周辺では、
サルスベリが咲き始めています。

九條池の高倉橋から望んだところです

拾翠亭傍らのサルスベリ

この他サルスベリの主に見られる場所
間ノ町口・堺町休憩所北側・出水小川東・寺町御門外・建礼門前・清所門北西・児童公園内など

御苑内のサルスベリは、ピンク色のものがほとんどですが、
出水小川のある芝生地内北西部と白雲神社南側芝生地、
児童公園南東部の芝生地に
各一本ずつ白花のものがあります。

また、旧閑院宮邸跡の庭には、ムクゲが咲いています。
昨年、一シーズンの開花数をカウントしたところ、
五千を超えたそうです。
その生命力には、驚かさせられるばかりです。

閑院宮邸跡建物から望んだ全体の様子です


近くで見ると、ハイビスカスの花に似ています

その他、清和院御門から「母と子の森」間の散策道沿いや児童公園北側などでは、ヤブミョウガが咲いています。
ミョウガと名前がついていて、葉もミョウガににていますが、ツユクサの仲間です。

全体の様子、一面緑の絨毯に白いビーズを敷き詰めたように見えます


近づいてみると、小さな花がたくさん集まっています。

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2010年06月21日夏に咲くツバキ

京都御苑自然・開花情報

ツバキと言っても、
冬に咲くツバキとは種が違います。
ナツツバキです。
別名シャラノキとも言われています。


木の下を見ると、
ツバキ同様、花の元から一塊で
落ちているのに気づきます。

蒸し暑い梅雨のこの時期、
白い花は一時の涼をあたえてくれます。

(ナツツバキの咲いている場所)
 ・中立売北休憩所東側苑地
 ・母と子の森周辺
 ・染殿井周辺

(その他の開花状況)
 ・タイサンボク
  乾御門内芝地、児童公園内
  
  タイサンボクの花

  上向きに咲くので、
  なかなか花の様子が見えませんが、
  下の方にもつぼみがあるので、
  気をつけて見ていてください。

  
  タイサンボクのつぼみ

 ・アジサイ
  間ノ町口、児童公園、石薬師御門から清和院御門に
  至る散策道西側
  

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2010年05月26日双葉より芳し

京都御苑自然・開花情報

センダンが咲き始めました。

「栴檀は双葉より芳し」の慣用句に
センダンという漢字が使われていますが、
これは香木のビャクダンのことです。


木が高いため近くで花が見られませんが、付近には花の良い香りがただよっています。

中立売御門を入った南側、車還桜の北側、児童公園周辺、
母と子の森周辺等に大きな木がみられます。

(その他の開花状況)
 イイギリ:児童公園周辺
 ウツギ:石薬師御門内トイレ付近
 ハコネウツギ:石薬師御門内トイレ付近、
        鷹司邸跡付近
 カキツバタ:近衞邸池
 キショウブ:出水の小川
 


イイギリ
花は目立ちませんが、赤い実がつくとイイギリに気づきます。


ウツギ


ハコネウツギ

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2010年05月20日白い花の季節

京都御苑自然・開花情報

緑が深くなってきたこの季節、樹木の白い花々が咲いています。
その清楚な姿に、濃い緑の中で出会うと、
気持ちが清々しくなります。


エゴノキ
下向きに咲いているので、よくみないと見落としてしまいそうです。母と子の森周辺等


ガマズミ
母と子の森周辺等


カナメモチ
近衞邸池東側等



トベラ
児童公園等


ヤマボウシ
上向きに咲いていますので、少し離れた方が見やすいです。
母と子の森周辺

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2010年05月11日黄金色

京都御苑自然・開花情報

この季節、御苑を歩いていると
黄金色に輝いて見える樹木があることに気づきます。


近づいてみると、樹木を覆うほどの
たくさんの花が咲いているため、
黄金色にみえるているようです。

さらに近づいて観察してみると、
房のように垂れ下がっているものと、
小枝に突起があるようなものの(写真真ん中上方)
二種類があるようです。

房のように垂れ下がっているものは雄花、
小枝に突起状についてみえるものは雌花です。
雌花は受粉してドングリになります。

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2010年05月10日いずれアヤメかカキツバタ

京都御苑自然・開花情報

近衞池の傍らでカキツバタが見頃をむかえています。


どちらも優劣のきめがたい意味で使われる慣用句です。

それぞれ花は似ていますが、
生育地に違いがあります。

カキツバタは湿地に、
アヤメは乾いたところに生育します。

その他の開花状況
(見頃)
 カマツカ、キショウブ、ツクバネウツギ、トチノキ
(見頃すぎ)
 シャガ、ツツジ類、フジ

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2010年05月06日暑さにも負けず

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夏を思わせる暑い日が続いています。
出水の小川では、子供達の声が聞こえはじめました。
子供達と競うように
暑さに負けず初夏の花々が咲き始めています。


出水の小川で遊ぶ子供達とツツジの花


キショウブの花(出水の小川)
一日花ですが、花を順につけていきますので、しばらく楽しめます。
ショウブ湯に使うショウブではありません。


トチノキの花
出水小川向かいの芝生地、コオロギの里周辺で数本見られます。
山地では、谷沿いなどで見られます。


カマツカ(別名ウシゴロシ)
咲き始めです。出水小川向かいの芝生地に二株あります。

その他の開花状況
(シャガ)
 コオロギの里周辺
(ツツジ類)
 出水の小川、九條池周辺その他
(フジ)
 拾翠亭のものは終わりました。
 近衞邸は、まだ見られます。
(ヤマブキ)
 終わりました
(ウマノアシガタ、ハルジオン)
 バッタが原周辺その他
(カンサイタンポポ、シロツメグサ)
 草地
    

奈良八重桜の花
白い花が、こんなに赤くなりました。

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2010年04月30日新緑と初夏の花

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寒さが遅くまで残ったためでしょうか、
エノキやケヤキなど落葉樹の芽吹きが遅れているようです。
新緑をむかえようとしているこの時期になって、
やっと、芽吹きはじめたものもあります。
しかし、季節は間違いなく移りかわりはじめています。
九條家ゆかりの茶室「拾翠亭」のフジが見頃をむかえています。



拾翠亭のフジ

キリシマツツジも見頃です。


母と子の森では、ツクバネウツギが見頃となっています。
続いて、エゴノキやトチノキ、ヤマボウシなどの開花も間近です。


オオルリの雄。この季節、渡り鳥が羽根を休めに御苑に立ち寄ります。
静かに見守ってください。


巣立ちしたエナガのヒナ。
野鳥の巣立ちの季節です。
地面に落ちていることもありますが、
親鳥が近くで見ていることが多いので、
そっと見守ってください。

(その他の開花状況)
 奈良八重桜:見頃です
 ウマノアシガタ、ハルジオン:バッタが原周辺その他
 シャガ、ヤマブキ:コオロギの里周辺その他
 ヤマツツジ:出水小川周辺
 

奈良八重桜

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2010年04月23日最後を締めくくるサクラ

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今、出水の小川周辺ではサトザクラが見頃となっています。
緑の花の「御衣黄」は赤みがでてきたので、そろそろ散り初めです。
御覧になる方は、早めにお越しください。

見頃の出水のサトザクラとヤマブキ


御苑のサクラシーズンを締めくくる「奈良八重桜」が、咲き始めました。
古くから知られている品種と言われています。
出水の小川周辺に二本と建礼門前の東側芝生地内に一本あります。

「奈良八重桜」、見頃までは、もう少しかかりそうです。
他のサトザクラより花が小さく目立ちにくいですが、近くで見ると可憐です。


拾翠亭のフジの花も咲き始めました。
今年は、花の数が多そうなので楽しみです。



拾翠亭のフジ。
拾翠亭以外に近衞邸池周辺や閑院宮邸跡北側でも見られますが、見頃は、もう少し先になりそうです。

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2010年04月14日これから見頃

京都御苑自然・開花情報

早咲きのシダレザクラやヤマザクラの花が咲き終わりましたが、近衞池周辺では、遅咲きのヤエベニシダレが、まだ見られています。

また、出水小川周辺では、サトザクラが見頃をむかえつつあります。サトザクラは栽培品種のサクラの総称で、数多くの品種があります。

その他、バッタが原周辺や梅林東側では、カスミザクラが咲き始め、桃の植栽地には、遅咲きの菊桃や源平桃が見頃となっています。


近衞池周辺の八重紅枝垂れ。


出水小川全体の状況です


緑色の花が珍しい「御衣黄」


めしべが葉っぱのようになっている「一葉」


二段咲きも見られる妹背


やっと咲き始めた霞桜


一本の木に赤や白、絞りの入った花が咲く源平桃


花びらがたくさんついて、菊の花のようにみえる菊桃

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