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省エネ改修を巡る市場動向/オーナーの意識
省エネ改修に対するオーナーやテナントの意識(アンケート調査の結果より)
環境省では、平成25年度に中小規模ビルを所有するビルオーナーやテナントを対象に省エネに対する意識等を尋ねたアンケート調査を実施しました。
アンケート調査からは、ビルオーナーにとって現状、経済的メリットが小さく省エネ改修の優先度が低い実態があるものの、一方のテナントは省エネ、特に光熱費を重要視していることが明らかとなりました。
省エネ改修にあたってのオーナーの意識
1. 省エネ改修の取り組み状況
アンケート調査では、回答を得られた中小規模のビルオーナーの所有ビル約4割で、長期修繕計画が作られていないということが明らかとなりました。なお、所有ビル数が多いほど、また、所有ビルの総延床面積が大きいオーナーほど、長期修繕計画を策定している傾向にありました。
また、「省エネ改修に取り組む可能性が低い」と回答されたビルについて、それを阻む理由を尋ねたところ、「他の修繕・更新設備と比べ優先度が低い」(約34%)が最も多く、次いで「高コスト」(約33%)、「賃料増につながらない」(約26%)となりました。
図.所有ビルにおける長期修繕計画の有無

図.省エネ改修の取り組みを阻む理由

2. 省エネ改修の効果
省エネ改修を実施したビルオーナーに賃料増への影響を尋ねたところ、好影響があったと回答したビルオーナーは1%程度に留まりました。また、テナントリーシングに強みとなっているかという質問に対しては、約1割のビルオーナーが好影響はあったと回答しています。
図.省エネ改修による賃料への影響

図.省エネ改修によるテナントリーシングへの影響

省エネ改修を巡る市場動向
- 省エネ改修にあたってのオーナーの意識
- 省エネ改修にあたってのテナントの意識
- 省エネ改修に対するオーナーとテナントの認識