放射線教育支援

放射線教育支援の様子

住民セミナーや車座意見交換会の一環として、幼稚園・小学生・中学生・高校生・大学生を対象とし、福島第一原発事故に伴う放射線の健康影響に関する情報や福島に関する情報をもとに、放射線について正しく理解していただくための授業をお手伝いいたします。ご利用にあたっては、以下の実績例をご参考ください。

令和4年度 実績例

目的 放射線に関する基礎的な知識を身に付けるため、紙芝居、霧箱観察、放射線クイズを通して放射線の性質や放射線は身の回りにあること等を学習する。
参加者 喜多方市立駒形小学校 1年生 計14名
日時 令和4年5月16日(月)9:10~9:50
内容 紙芝居「ほうしゃせんってなぁに?」では、福島第一原子力発電所事故で起きたこと、放射線は量が多すぎると危ないこと等を学んだ。実習「霧箱観察」では、放射線の飛跡を観察した。授業の最後に、紙芝居と霧箱観察の内容をまとめたクイズで授業の振り返りを行った。

紙芝居の様子

実習の様子

〇×クイズの様子


目的 放射線に関する基礎的な知識を身に付けるため、講義や実習を通して、放射線の性質や放射線は身の回りにあること等を学習する。
参加者 矢祭町立矢祭小学校4年生 計30名
日時 令和4年12月1日(水) 10:25~11:10
内容 講義「放射線って知ってる?」では、放射線は宇宙が誕生したときから身の回りにあること、放射線には種類があること、放射線は量が多すぎると危ないこと等を学んだ。実習「校庭の放射線量測定」では、測定器を使って、校庭で放射線量を測定し、同じ場所でも数値に違いがあることを学んだ。

講義の様子

実習の様子

実習の様子


目的 放射線に対して興味・関心を持てるよう、紙芝居、放射線クイズを通して、放射線に関する基礎的な知識を学ぶ。
参加者 福島市立ふくしま支援学校小学部の全校児童 計45名
日時 令和4年12月9日(金)9:40~11:20
内容 紙芝居「ほうしゃせんってなぁに?」では、放射線は身の回りにもあること、量が多すぎると危ないこと等を学んだ。「授業のまとめクイズ」では、紙芝居の内容をまとめた〇×形式のクイズで授業の振り返りを行った。

紙芝居の様子

紙芝居の様子

〇×クイズの様子


目的 放射線に関する講義と実習を行うことで、放射線の基礎知識や放射線がどのような性質を持っているのかを学習する。基礎的な知識を身に付けるため、講義や実習を通して、放射線の性質や放射線は身の回りにあること等を学習する。
参加者 富岡町立富岡小学校5、6年生 計12名
日時 令和4年10月13日(木)11:25~12:10
内容 講義「放射線って知ってる?」では、放射線は日常生活でも利用されていることや、放射線は人から人へうつらないこと等を学習した。実習「放射線から身を守る三原則(距離・時間・遮へい)」では測定キットを用いて、測定する距離や時間、遮る物を変えることで放射線の量がどのくらい減るのかについて理解を深めた。最後に「授業のまとめテスト」で講義内容の振り返りを行った。

講義の様子

実習の様子

実習の様子

目的 放射線の正しい知識を身に付けるために、放射線に関する講義、屋外での測定実習を通し、自分たちが生活する場所の放射線量を把握し、放射線について理解を深める。
参加者 南相馬市立原町第二中学校1年生 計67名
日時 令和4年11月17日(木)講義 8:25~9:15 実習各クラス 50分
内容 講義「放射線について」では、放射線の基礎知識として、放射線の単位や種類、半減期や放射線が人体に与える影響について学習した。実習「校庭等の空間線量率測定」では、ラディを使用し、学校敷地内の空間線量率を測定して世界や日本各地の放射線量との比較を行った。

講義の様子

実習の様子

実習の様子


目的 福島県浜通り(双葉町、浪江町、いわき市)を訪問する校外学習「福島移動教室」の事前学習として、放射線の基礎及び健康影響等について理解を深め、不安の払拭に繋げる。
参加者 八王子市立浅川中学校2年生 計99名
日時 令和4年7月5日(火)11:50~12:40
内容 講義では、放射線の単位をはじめ、身の回りにあるものにも放射性物質が含まれていることや、学校周辺と訪問先の放射線量の比較などを通して、放射線は身の回りにあること、量が大切であることを学習した。併せて、放射線は人から人へは移らないこと、福島第一原子力発電所の事故による健康影響は確認されていないことについて学んだ。

講義の様子

講義の様子

質疑応答の様子

目的 放射線の正しい知識を身につけるため、放射線に関する講義、実習を通じて、放射線についての理解を深める。
参加者 福島県立須賀川桐陽高等学校2年生 計7名
日時 令和4年7月30日(土) 9:00~12:30
内容 講義「放射線の基礎知識」では、福島第一原子力発電所事故の概要、放射線の基礎知識や健康影響等について学習した。実習「放射線測定実習」では、食塩や昆布等の身の回りの物の測定を行うとともに、測定キットと遮へい板を使い外部被ばく低減三原則について学習した。講義と実習それぞれの終了時に、生徒一人一人が疑問点や気になることをまとめ、授業の最後に質疑応答を行った。

講義の様子

実習の様子

実習の様子


目的 放射線の正しい知識を身につけるため、放射線の基礎や健康影響に関する講義を通して、放射線についての理解を深める。また、飯舘村長泥地区の見学に向け、除去土壌の再生利用、県外最終処分に関する取組み等について事前に学習する。
参加者 福島県立福島東高等学校3年生 計28名
日時 令和4年9月14日(水)14:00~16:15
内容 講義「放射線とは?身の回りの放射線と医療で使われる放射線」では、放射線の基礎知識や健康影響、また、医療及び看護分野の進路を希望する学生が多いことから放射線治療、医療従事者の職業被ばく等について学習した。講義「除去土壌の再生利用・県外最終処分について」では、除染の取組みや県外最終処分に関する説明、飯舘村長泥地区で行われている除去土壌の再生利用の概要や状況について理解を深めた。

講義の様子

講義の様子

講義の様子


目的 修学旅行で福島県浜通り地域を訪問するにあたり、事前学習として放射線の基礎や健康影響、浜通り地域の復興状況と今後の課題について説明を行い、放射線に対する不安の払拭に繋げる。
参加者 福岡県立福岡高等学校2年生 計378名
日時 令和4年10月13日(木)14:40~15:20(オンラインで開催)
内容 講義「放射線による健康影響と福島県浜通り地域の復興状況」では、放射線の基礎知識や被ばくの経路、人体影響の発生機構等の放射線による健康影響について学習した。また、福島県浜通り地域を訪問することから、福島第一原子力発電所における廃炉に向けた取組と進捗、事故当時から現在に至るまでの避難区域の変遷、避難者数の推移といった、浜通り地域の復興状況と今後の課題についての説明を行った。

講義の様子

講義の資料

講義の資料

目的 放射線管理者や放射線関連のエンジニアを目指す学生が、実際に放射線を取り扱う現場である中間貯蔵施設や福島第二原子力発電所の見学及び意見交換を通して放射線について理解を深める。
参加者 国際情報工科自動車大学校1年生4名、2年生5名 計9名
日時 令和5年1月20日(金)8:00~18:30
内容 中間貯蔵工事情報センター及び中間貯蔵施設では、施設の見学を通じて中間貯蔵工事を中心とする福島の環境再生に向けた取組や工事の進捗状況等について学んだ。福島第二原子力発電所の見学では、震災当時の状況とその後の対応、廃止措置計画の概要等について学んだ。その後、見学を通して印象に残ったことや新しい発見等について意見交換を行うとともに、放射線や福島第二原子力発電所の取組等に関する質疑応答を行った。

見学の様子

見学の様子

意見交換の様子


目的 栄養士やフードスペシャリスト等、食のエキスパートを目指す学生が放射線についての正しい知識を身に付け、学科関連分野においても生かすことができるよう学習する。
参加者 会津大学短期大学部食物栄養学科2年生 計21名
日時 令和4年12月23日(金)10:10~11:40
内容 講義「放射線の基礎と健康影響」では、福島の原子力災害、内部被ばく、放射線による健康影響についてと、現在の除染状況や地元福島の食に関する取組等を学んだ。また、講義「食品中に含まれる放射性セシウムについて」では、調理過程における食品の放射能の低減について、また国内流通食品に対する流通前の対策と現状等を学んだ。

講義の様子

講義の様子

講義の様子


目的 放射線の基礎知識に加えて、被災地の地域課題を検討する上で必要となる、福島第一原子力発電所の事故後SNS等でデマやフェイクニュースが拡散したことにより生まれた健康影響等の弊害について理解を深め、情報を正しく判断することの大切さについて学習する。
参加者 福島大学1年生(むらの大学受講生)と学内の希望者 計68名
日時 令和4年10月14日(金)16:20~17:50
内容 講演「科学的知見の信頼性~楽しく触れる学術論文~」では、どんな情報源であっても(科学論文であっても)多角的に物事を捉え、内容を見極めることの必要性について理解を深めた。講演「デマやフェイクニュースは何をもたらすのか~原発から23㎞での医療支援現場で起こっていること~」では、福島第一原子力発電所事故から11年経過して分かってきたこととして、放射線による健康影響よりも、無理な避難や避難生活により健康状態が悪化した人が多かったこと等について紹介し、問題の大元だけでなく、その周辺で二次的に起きていることにも目を向ける必要があり、自分たちが普段接している情報は、全体のごく一側面でしかないことについて説明した。

講義の様子

講義の様子

講義の様子

令和3年度 実績例

目的 紙芝居や霧箱観察を通して、放射線は身の回りにあることを分かりやすく学習する。
参加者 平田村立蓬田小学校1年生 計20名
講義時間 令和3年9月8日(水) 9:20~10:05
開催場所 平田村立蓬田小学校
講義内容 紙芝居「ほうしゃせんってしってる?」では、東日本大震災で起こったこと、放射線は身の回りにあること、多すぎると危ないこと等を学んだ。実習「霧箱観察」では放射線の飛跡を確認し、その後クイズを通じて、紙芝居で学んだことを復習した。

オンライン講義の様子

霧箱観察の様子

〇×クイズの様子


目的 放射線に関する基礎的な知識を身に付けるため、紙芝居や放射線の測定実習を通して放射線の特徴や放射線は測ることができること等を学習する。
参加者 川俣町立福田小学校2・3年生 計13名
時間 令和3年6月10日(木)10:30~11:15
場所 川俣町立福田小学校
内容 紙芝居「もっとしりたい、ほうしゃせん」では、放射線は宇宙が誕生した時から身の回りにあること、人間の体には治す力があること、放射線から身を守る方法等について学習した。実習「放射線量の測定」では、校内5箇所の放射線量を各班で測定した後、気づいた点や感想を発表した。

紙芝居の様子

放射線量測定実習の様子

講義の様子


目的 放射線に関する講義、放射線量測定を通して、放射線に関する基礎知識や福島県の放射線に関する現状について学び、放射線についての理解を深める。
参加者 田村市立大越小学校6年生 計23名
時間 令和3年7月6日(火) 13:45~15:20 (45分2コマ)
場所 田村市立大越小学校
内容 講義「放射線について学ぼう」では、放射線に関する基礎知識、放射線の単位、各地の放射線量、ALPS処理水について学び、実習「身の回りのものの放射線量測定」では、赤御影石や校庭の土、昆布等の測定を行った。授業のまとめとして、講義の内容、各試料や各班の測定結果について話し合い、気づいたこと分かったことの発表を行った。

講義の様子

放射線量測定実習の様子

測定結果についての話し合いの様子

目的 放射線の正しい知識を身につけるため、放射線の基礎と健康影響について学び、測定キットを用いて放射線の外部被ばく低減三原則について学ぶ。
参加者 会津若松市立河東学園 8年1組 計22名
時間 令和3年9月14日(火) 講義 10:45~11:35 / 実習 15:10~16:00
場所 会津若松市立河東学園
内容 講義「放射線について学んでみよう」では、福島第一原子力発電所事故の概要と、放射線は身近にあること、放射線は量が多すぎると危ないこと、放射線による影響は遺伝しないこと、会津若松市の風評被害などを学習した。実習「放射線から身を守る方法について学んでみよう」では、外部被ばくの低減三原則「時間・距離・遮へい」について、放射線の測定キットを用いて調べ、放射線から身を守る方法を学習した。

講義の様子

放射線量測定実習の様子

放射線量測定実習の様子

目的 東日本大震災における原発事故から10年が経過し、福島県が直面する課題が何か等、生徒にとって福島県の現状に目を向ける機会にするため、見学前に放射線に関する基礎知識を学ぶ「事前学習」と、見学後に今回の学習内容の振り返りをする「事後学習」を「見学」とセットで実施。「事前学習」の知識を踏まえ、「施設見学」では実際に中間貯蔵施設や東日本大震災・原子力災害伝承館と浪江町請戸地区等を見学し、福島の現状を体感する。「事後学習」では、「事前学習」と「施設見学」における一連の学習の総括として、福島の未来へ続く課題を考察。
  • 事前学習
参加者 福島県立橘高等学校 1年生18名 2年生4名
日時 令和3年7月26日(月) 13:30~15:00
場所 福島県立橘高等学校
内容 講義「放射線の基礎と健康影響について―東日本大震災福島第一原子力発電所事故の概要と課題」では、放射線は身近にあること、子どもへは遺伝しないこと、福島の現在の放射線量と除染等について学んだ。また、講義「中間貯蔵施設について」では、震災当時の福島の状況から、除染作業を経て現在の中間貯蔵施設が整備された一連の流れを、現在の中間貯蔵施設の様子や除去土壌の再生利用実証事業等に触れながら説明を行った。

講義の様子
「放射線の基礎と健康影響につて」

講義の様子
「放射線の基礎と健康影響につて」

講義の様子
「中間貯蔵施設について」

  • 施設見学
参加者 福島県立橘高等学校 1年生18名 2年生4名
日時 令和3年8月4日(水) 8:00~17:30 (昼食・バス移動時間等を含む)
場所 中間貯蔵工事情報センター・中間貯蔵施設・東日本大震災・原子力災害伝承館・浪江町請戸地区 等
内容 中間貯蔵施設内見学では、バスから降車して高台から土壌を埋め立てている様子を見学した他、遠くに見える福島第一原子力発電所を見ながら、熱心に説明に耳を傾けた。次に双葉町産業交流センターで意見交換をし、東日本大震災・原子力災害伝承館を見学した後は、語り部講話で、震災当時浪江町請戸小学校6年生だった語り部の、津波から避難した体験談を聴いた。その後車窓見学で浪江町請戸地区や国道6号線沿いの風景、富岡町内の様子を見学し、帰路についた。

中間貯蔵施設内見学の様子

語り部講話の様子

バスの車窓風景

  • 事後学習
参加者 福島県立橘高等学校 1年生15名 2年生4名
日時 令和3年8月6日(金) 13:30~15:00
場所 福島県立橘高等学校
内容 「事前学習」で学んだこと、「施設見学」で感じたことを振り返り、福島のこれからの課題等について班ごとにテーマを設けグループディスカッションを行い、福島県民としてこれから自分たちに何ができるのかを考える。グループディスカッションでは、共通テーマと班ごとにテーマを設け、「将来どんな福島になっていてほしいか」、「未来の福島のために自分たちに何ができるのか」を話し合い、会場内にある参考資料も活用しながら、シートにまとめて発表した。

グループディスカッションの様子

意見をまとめたシート

発表の様子


目的 川内村・長崎大学・原子力安全研究協会 共同復興推進センターにおいて、放射線測定器を使用した測定実習、Ge半導体検出器の見学、放射線における健康影響やリスクコミュニケーションに関する講義を通し、放射線に対する理解を深める。
参加者 福島県立須賀川桐陽高等学校の生徒 計14名
日時 令和3年7月11日(日) 8:20~18:20 (昼食・バス移動時間等を含む)
場所 川内村・長崎大学・原子力安全研究協会 共同復興推進センター
内容 測定実習では測定キットを用いて放射線量を測定し「外部被ばくの低減三原則」について学んだ。Ge半導体検出器の見学では土壌試料の採取、土壌や食品の前処理、検出器の見学を行った。講義「放射線被ばくとリスクコミュニケーション」では放射線被ばくによる人体への健康影響や福島県内における放射線のリスクコミュニケーションについて説明があり、その後、意見交換を行った。

土壌試料採取の様子

放射線量測定実習の様子

講義の様子


目的 意見交換を通して、放射性物質による農作物への影響や県内の農業の現状等、震災後の福島県の農業への取り組みについて理解を深める。また、学校の探求活動の中で見つけた個々の課題や疑問を解決する。
参加者 福島県立安達高等学校の生徒 4名
日時 令和3年8月12日(木) 14:00~16:00
場所 福島大学
内容 はじめに、震災後の福島県における農業の現状及び課題について講話を聞き、その後、福島県の農業に関して一人一人が感じていること、疑問に思っていることの意見交換を行った。加えて、福島の復興に向けた風評被害払拭に関する取り組みとして、農産物や処理水の海洋放出に対する効果的な情報発信の方法等についても話し合いを行った。

意見交換の様子

講義の様子

意見交換の様子

放射線教育支援の流れ

対象者や授業内容、時期等、ご要望をお知らせください ご要望に沿ったプログラムをご提案します 授業の準備や、講師、会場等を手配します 授業の運営は、弊センターが行います 授業のアンケートを行い、結果をご報告します

授業支援に関する 以下の準備や手配等は弊センターにお任せください。授業支援に関する費用負担は一切ありません。

  • 授業対象者や内容に適した講師の選定と、授業内容の打合せ
  • 授業に必要な資料の作成と、資料の印刷
  • 授業で使用する紙芝居や、放射線測定機器、霧箱等の手配
  • 会場の状況に合わせたスクリーンや映写機等の手配
  • 施設見学の段取りやバスの手配

※支援の内容により、準備や調整に、1ヶ月程のお時間をいただく場合がございます。余裕をもってお問い合わせください。

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<ご要望に応じて、内容、講師、時間等の調整をいたします。お気軽にお問い合わせください。>

ご連絡先

放射線リスクコミュニケーション相談員支援センター

0120-478-100

フリーダイヤル

9:00~17:00(土日・祝日を除く)

F-sodan@nsra.or.jp

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