保健・化学物質対策

(2)事故に係る身体面・心理面の健康影響及びそのメカニズムに関する研究

① 放射線の健康影響

生体への放射線影響

  • ゲノム変異シグネチャー解析で紐解く低線量放射線の発がん寄与割合とメカニズム
  主任研究者:鈴木 啓司(長崎大学)[報告書]
    キーワード:放射線、発がん、ゲノム変異、シグネチャー、メチル化
 
  • 放射線による“ゲノム不安定性・がん”のリスク上昇メカニズムと、リスク診断法・制御法の研究
  主任研究者:吉岡 研一(国立がん研究センター)[報告書]
    キーワード:ゲノム不安定性、DNA二重鎖切断、クローン進化、DNA修復、がん
  分担研究者:益谷 美都子(長崎大学)[報告書]
    キーワード:ゲノム不安定性、放射線発がん、リンパ腫、がん予防
 
  • 動物実験を用いた慢性的低線量内部被ばくによる突然変異と発がんの非相関性のメカニズム解明
  主任研究者:中島 裕夫(大阪大学)[報告書]
    キーワード:低線量放射線、セシウム137、内部被ばく、突然変異、発がん、福島第一原発事故
  分担研究者:大野 みずき(九州大学)[報告書]
    キーワード:137Cs内部被ばく、突然変異、Msh2遺伝子欠損マウス、発がん、継世代影響
  分担研究者:石原 弘(量子科学技術研究開発機構)[報告書]
    キーワード:バイオドジメトリー、DNA損傷応答RNA、γ-H2ax、遺伝毒性、過酸化物
 
  • 動物モデルと数理モデルを用いた放射線発がん線量率効果が生じるメカニズムの解明
  主任研究者:今岡 達彦(量子科学技術研究開発機構)[報告書]
    キーワード:低線量率放射線、がんリスク、メカニズム、モデル、線量率効果
  分担研究者:服部 佑哉(呉工業高等専門学校)[報告書]
    キーワード:末梢芽状突起、数理モデル、線量率効果、発がん、幹細胞
 
  • 不溶性セシウム粒子による生物影響の解明に向けた分野横断的共同研究
  主任研究者:鈴木 正敏(東北大学)[報告書]
    キーワード:不溶性セシウム粒子、細胞影響、遺伝子発現
  分担研究者:二宮 和彦(大阪大学)[報告書]
    キーワード:不溶性セシウム粒子、微量放射性元素分析、ストロンチウム、プルトニウム、模擬粒子
  分担研究者:遠藤 暁(広島大学)[報告書]
    キーワード:放射性微粒子、内部被ばく、被ばく線量、137Cs、局所線量
  分担研究者:山田 裕(量子科学技術研究開発機構)[報告書]
    キーワード:動物実験、気管内投与、病理診断
 
  • 被ばくの分子指標を用いた低線量・低線量率放射線によるがんリスクの直接評価
  主任研究者:臺野 和広(量子科学技術研究開発機構)[報告書]
    キーワード:低線量、低線量率、がん、ゲノム、分子指標
 
  • 低線量長期被ばくマウスおよび細胞の超高感度変異検出に基づく放射線影響と変異誘発機構の解析
  主任研究者:権藤 洋一(東海大学)[報告書]
    キーワード:低線量率被ばく、遺伝的影響、次世代リスク評価、ゲノム解析、モデル構築
  分担研究者:松本 義久(東京工業大学)[報告書]
    キーワード:低線量・低線量率放射線、変異、次世代シーケンサー、全ゲノム解読、体細胞
  分担研究者:角山 雄一(京都大学)[報告書]
    キーワード:低線量率被ばく、遺伝的影響、次世代リスク評価、ゲノム解析、モデル構築
 

事故由来の放射線健康影響

  • 事故後に発見された小児若年者甲状腺疾患のメカニズムに関する研究
  主任研究者:鈴木 眞一(福島県立医科大学)[報告書]
    キーワード:甲状腺がん、福島第一原発事故、福島県民健康調査、甲状腺超音波検査
 
  • ロングリード解析を用いた放射線刻印の同定と福島小児甲状腺癌への応用
  主任研究者:光武 範吏(長崎大学)[報告書]
    キーワード:放射線、ロングリード次世代シークエンス解析、甲状腺癌
 

② 事故由来の包括的な健康影響

  • 原子力発電所事故後の避難住民・帰還住民における健康寿命に関わる震災関連要因とそのメカニズムについての疫学研究
  主任研究者:大平 哲也(福島県立医科大学)[報告書]
    キーワード:福島第一原発事故、健康寿命、脳血管疾患、生活習慣病、避難
 
  • 原発事故後10年間における地域住民の二次的健康影響の総括、および今後の医療・介護ニーズの推定に関する研究
  主任研究者:坪倉 正治(福島県立医科大学)[報告書]
    キーワード:福島第一原発事故、二次的健康影響、損失余命、がん検診、モバイル人口推計
 
  • 福島県内外での疾病動向の把握に関する調査研究
  主任研究者:祖父江 友孝(大阪大学)[報告書]
    キーワード:福島県の疾病動向、循環器疾患、がん、在胎不当過小、高齢者
  分担研究者:今野 弘規(大阪大学)[報告書]
    キーワード:福島第一原発事故、循環器疾患、人口動態統計、National Database、特定健診
  分担研究者:松田 智大(国立がん研究センター)[報告書]
    キーワード:がん、罹患率、年次推移、統計
  分担研究者:大野 ゆう子(大阪大学)[報告書]
    キーワード:在胎不当過小、高齢者、死因