大気環境・自動車対策

黄砂の飛来とその影響

過去の黄砂飛来状況の解析

 日本では2024年3月26日以降、東京と大阪の2地点の気象台にて、目視による観測が行われています。
 黄砂は夏季を除き通年で日本列島に飛来しますが、2月頃から増加し始め、3月~5月にピークを迎えます。黄砂の観測日数では、2000年頃にピークを迎えた後やや減少している様子が見られているものの、2010年に再び高い値が見られるなど、年々の変動が大きいのが特徴です。


 

黄砂がもたらす被害

 黄砂問題は、北東アジア地域の共通した課題ですが、発生源からの距離によって、その被害の内容や程度は異なります。発生域付近においては、強風で黄砂が舞い上がることで人的被害や家畜への被害、道路や路線といった社会インフラへのダメージがあり、農作物への被害も重大です。また、黄砂によって視界が悪くなり、航空機の欠航や道路交通が麻痺するなどの被害も生じます。
 日本でも、ごくまれに高い濃度のまま黄砂が飛来し、航空機の欠航等の大きな交通被害をもたらす場合があります。しかし、多くの場合、日本に飛来するまでに黄砂の濃度は低くなり、自動車や洗濯物の汚れに対する注意喚起にとどまることがほとんどです。



 

黄砂の健康影響

 黄砂のうち粒径の小さなものは微小粒子状物質(PM2.5)に含まれるため、黄砂が飛来するとPM2.5濃度も上昇します。PM2.5の高濃度汚染時と同様、黄砂が飛来している際には、不要不急の外出を控えること、外出する場合は一般用マスク(不織布マスク等)を着用することで、吸入量を減らすことが期待できます。
 環境省では、気象庁と共同し黄砂の状況を広く国民の皆様にお知らせすることを目的とした黄砂情報提供ホームページや、黄砂とその健康影響に関するパンフレットを公開しています。

 このように黄砂については、各国の被害を最小限にするために、国内だけでなく国外とも連携を取り、取り組む必要があります。次はどのような取り組みが行われているかを紹介します。

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