大気環境・自動車対策

黄砂に関する国際協力

  • 黄砂発生源対策
 黄砂対策には、短期的な対策である予報・警報と、長期的な対策である発生源地域の保全など様々な取り組みがあります。そのため、優先度を踏まえて、短期・中長期的に行うべき対策内容を検討し、計画的に進めていくことが必要です。
 黄砂が発生する地表面状況を改善し、砂塵の舞い上がりを抑制するために、様々な方法が試みられています。
 

活動成果第1期
(2010~2014年)・黄砂WG2共同研究のための長期モニタリングサイトを特定するための中国での視察・黄砂WG2の共同研究のための長期モニタリングサイトの特定第2期
(2015~2019年)・衛星画像を用いた土地利用変化の把握
・中国北部での共同現地調査とDSS WGIIミーティングでの報告・発生源対策、植生復元、植栽技術の比較研究による対策効果指標と具体的な対策手法の開発
・共同現地調査の結果をもとに、牧畜業者向けのガイドライン作成第3期
(2020~2025年)・研究交流を通じて、北東アジアにおける黄砂プラットフォームの役割の強化
・日中韓の3カ国以外の国との連携・黄砂緩和と植生回復に関するベストプラクティスの報告
・北東アジアにおける課題の克服に向けた、あるいは課題を克服するためのサマリーノートの作成

 
  • 三カ国による会合の開催
 国内外の取り組みとして、日本・中国・韓国の三カ国による日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM:Tripartite Environment Ministers Meeting)が、毎年開催されています。北東アジアの中核である日本・中国・韓国の三カ国の環境大臣が一堂に会し、本地域及び地球規模の環境問題に関する対話を行い、協力関係を強化することを目的としており、TEMMのもとで様々な活動を実施しています。詳しくはこちらをご覧ください。
 
 TEMMで実施されているプロジェクトの1つとして、2008年から日中韓黄砂共同研究 が始まりました。
 日中韓黄砂共同研究には、黄砂モニタリング及び早期警報システム構築を目的としたワーキンググループ1(WG1)と、黄砂の発生源対策を目的としたワーキンググループ2(WG2)があります。それぞれのワーキンググループで約5年ごとに行動計画を策定し、計画に基づき各国の研究者同士による情報の共有や共同研究を行っています。
  • WG1のあゆみ
  活動 成果
第1期
(2010~2014年)
・黄砂研究において、共有が望ましいとされる観測データや地理データの共有
・モデル予測結果を公表するウェブサイトの構築
・黄砂観測データや予測モデルの解析成果、及びそれに関連する科学的情報の共有
・共有データを活用して、黄砂予測モデルの検証及びモデルの精緻化に貢献
第2期
(2015~2019年)
・既存及び新規の観測所のデータ共有
・各国のモニタリング手法の取りまとめ
・東アジアにおける黄砂による被害を防止するための観測データの共有システムの確立及び運用
第3期
(2020~2025年)
・リアルタイム観測データの共有や衛星データを活用した黄砂早期警戒システムの改善
・活動状況を発信するためのオンラインポータルサイトの構築
・DSSデータ共有のためのweb-hard及びオンラインポータルサイトを含むプラットフォームの強化
・黄砂予報と早期警報システムの改善
 
  • WG2のあゆみ
黄砂については国際協力だけでなく、国内でも様々な取り組みが行われています。国内での取り組みはこちらをご覧ください。