【特徴・習性】
体長25cm程度で、一般に"オコゼ"と呼ばれている毒を持つ魚の代表選手です。水深200mぐらいから浅場まで生息し、周囲に体色を合わせたり、砂にもぐったりして姿を隠し、小魚などを捕食します。
背びれと胸びれのとげは毒腺を持っており、刺されると激痛にみまわれます。痛みとともに腫れが広がり、けいれんなどのショック症状が起こり、呼吸困難を起こすこともあります。
その痛みは「満潮時に刺されると、潮が引くまで痛みがはしる」と言われるほどです。
【対処法】
砂地にもぐっているものや岩の表面にひそんでいるものを踏んだり、触ったりしないよう心掛けることが大切です。釣りなどで捕獲した場合はハサミ・ナイフなどで背びれ・胸びれを切り取ってから持ち帰るようにします。
刺されると激痛とともに熱を持ち、神経麻痺や呼吸困難などを引き起こします。刺された場合は傷口を良く洗浄し、速やかに医師の治療を受けることが重要です。