実証地域における取組
山口県 椹野川流域／椹野川河口域・干潟自然再生協議会
みんなで支え、楽しみながら豊かな干潟へ
アヒル隊長（森里川海アンバサダー）
地域の自慢やPRしたいことを教えて！
椹野川河口域・干潟自然再生協議会担当
椹野川の河口域から山口湾に広がる広大な干潟（約344ha）は、クロツラヘラサギなどの様々な渡り鳥や野鳥が訪れ、「生きている化石」カブトガニの産卵・生息場でもあり、「日本の重要湿地500」に選ばれています。椹野川河口域・干潟自然再生協議会では、地域住民、NPO等、漁協、森林組合、学識者、行政機関などの流域にかかわる様々な主体が協働・連携しながら、干潟の『里海』の再生を目指した取組を進めています。
椹野川河口干潟の風景
アヒル隊長
実証事業で解決したい地域の課題ってどんなこと？
椹野川河口域・干潟自然再生協議会担当
干潟を守る活動団体の担い手不足と活動資金の確保です。 椹野川河口干潟では、協議会構成員や多くのボランティア等による自然再生活動が続けられ、約20年ぶりのアサリ漁獲、カブトガニ生息数の増加、人とのかかわりの向上など、豊かな干潟の兆しが見えてきました。活動を始めて10年が経った今、活動団体の組織強化が必要です。また、干潟の価値や活動の認知度も十分には広まっていないため、今後幅広い情報発信も必要だと考えています。
例年春に開催している「椹野川河口干潟再生活動」の時の集合写真
アヒル隊長
実証事業で進めている取組の目標を教えて！
椹野川河口域・干潟自然再生協議会担当
干潟からのあらゆる恵みを持続的に享受するため、より多くの地域住民等が、干潟の価値の重要性や、里海の再生に向けた活動に共感し、一人一人が活動を支える仕組みを構築することです。
生き物が住みよい干潟環境にするための、人力での干潟耕耘。人が適度に自然に手を加える
“里海づくり”のシンボル的な活動。
アヒル隊長
取組のポイントを教えて！
椹野川河口域・干潟自然再生協議会担当
●流域の多様な主体の参画と産官学民の協働・連携
●自然再生活動等を通じた干潟との触れ合いを「共感」のきっかけに
●野鳥、カブトガニ、アサリ等の干潟の生きものをアピール
椹野川河口干潟生息している“生きている化石”カブトガニ（絶滅危惧種Ⅰ類）の幼生。
アヒル隊長
取組についてもっと詳しく知りたいな～
椹野川河口域・干潟自然再生協議会担当
ホームページなど、チェックしてみてください！
椹野川河口域・干潟自然再生協議会ウェブサイト
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15600/
ryuuiki/fushino/home.html
椹野川河口干潟での取組（やまぐちエコポータル内）
http://kankyo-portal.jp/
椹野川河口域・干潟自然再生協議会Facebook
https://www.facebook.com/fushinogawasaisei
kyougikai/