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2019年11月15日

新宿御苑は絶滅危惧種「オガサワラグワ」の里親となりました

新宿御苑はオガサワラグワの里親として令和元年11月12日に、国立研究開発法人「森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター」(日立市十王町伊師)から苗木を受け取り、絶滅危惧種の分散保存を行います。

オガサワラグワは小笠原諸島固有の樹木で、明治の開拓期にその多くが伐採され個体数が激減してしまい、現在では絶滅危惧種に指定されています。残された個体も移入種の影響等で、存続が危機的な状況にあります。

茨城県日立市にある国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センターでは、我が国の貴重な林木遺伝資源の保存を図ること等を目的とした林木ジーンバンク事業を実施しています。この事業の一環として、小笠原諸島固有の樹木で絶滅危惧種のオガサワラグワを組織培養技術を用いて生息域外保存を行ってまいりました。

公益社団法人日本植物園協会は、全国の植物園で構成された団体で、全国的な植物園ネットワークを通じて、植物園や植物に関する文化の発展と科学技術の振興、自然環境の保全に貢献する事業を実施し、人類と自然が共生する豊かで持続的な社会の実現に寄与することを目的として活動しています。その中で、植物多様性の保全活動を行っており、絶滅危惧種等の収集、保存、展示にも力を入れています。

森林総合研究所林木育種センター、日本植物園協会及び小笠原村とで覚書に基づき実施する「オガサワラグワ里親計画」では、日本植物園協会の会員である各地の植物園等が里親となってオガサワラグワの保存を行います。これによって、オガサワラグワが分散保存され保存がより確実なものとなるとともに、各地の植物園等で展示することにより、オガサワラグワを含めた小笠原の自然について、多くの方々に見て、知って、理解を深めてもらうことを目指しています。

今回、新宿御苑が里親となりオガサワラグワを保存・展示することとなりました。新宿御苑は、明治時代から皇室の温室としてランの栽培を行っており、交配による独自の新品種の作出にも力を入れるなど、我が国の近代園芸発祥の地として位置づけられております。現在、温室ではそれらの歴史的に価値の高い品種を継承するとともに、ワシントン条約により入手が困難となっているランの原種等を多数保有栽培しています。さらに、日本植物園協会の植物多様性保全拠点園として認定され、国内希少野生動植物種であるハナシノブの系統保存をはじめ、絶滅危惧植物の種子保存、沖縄・小笠原地域を含む多数の絶滅危惧種の生息域外保全を行っています。

(写真中央)森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター 上 練三 所長

(写真左から3人目)環境省新宿御苑管理事務所 宇賀神 知則 所長

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