新宿御苑ニュース

新宿御苑のソメイヨシノが開花してから６日が経ちます。例年では開花から約１週間で満開となりますが、今年は開花してすぐ気温の低い日が続いたためか、なかなか咲き進みません。


満開期はさくら色のトンネルのようになる園路沿いのソメイヨシノも、なかなかつぼみを開きません。


全体的には３分咲きといった様子で、つぼみが目立ちます。


旧温室前、丸花壇近く。


桜園地。つぼみがふくらみ、全体がほんのりピンクに色づいています。


玉藻池のコシノヒガン（越の彼岸）。気温が低いせいか花持ちが良いです。


イギリス風景式庭園にあるエドヒガン（江戸彼岸）。見ごろです。エドヒガンは本州・四国・九州および朝鮮半島に分布する自生種で、ソメイヨシノ（染井吉野）の片親と考えられています。

まだ幼木ですが、がくの部分がぷっくりと膨らんだかわいらしい形の花を枝いっぱいにつけています。


旧温室前、丸花壇近く。左はオオシマザクラ（大島桜）で、右はヨウコウ（陽光）です。根元に濃いピンク色の花びらが落ちた様子もきれいです。


下の池近く。数本まとまって咲いているコシノヒガンが見ごろです。


見ごろを迎えたシダレザクラの周りには、写真を撮る方が大勢集まっています。


千駄ヶ谷門近くの芝生広場では、コヒガン（小彼岸）が見ごろです。

小ぶりの花がかわいらしいサクラです。


新宿門近く。手前からチョウセンレンギョウの黄、ユキヤナギの白、ソメイヨシノの薄桃色と、春らしい色が並んでいます。


◎今回の撮影場所
（クリックすると大きくなります）



晴れていても風がつめたく、明日の東京の最高気温は１１℃と予想されています。お花見に来られる方は暖かい格好でお越しください。

また、サクラ開花期間中の土日は大変な混雑が予想されます。入園券の購入に待ち時間が発生する場合がありますことをご了承ください（比較的混雑が少ない千駄ヶ谷門からの入園がおすすめです）。

みなさまのご来園をお待ちしております。