2009年03月16日

開催報告 母と子の森自然教室 「虫のすみかをつくろう」

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3月15日(日)、母と子の森の自然観察と「虫の隠れ家づくり」を行いました。自然の中に色々な空間があることの大切さを感じていただきたいと企画したものです。その様子をご報告します。

池の浅瀬には、メダカが群れで泳いでいました。



日の良くあたる幹には、ハラビロカマキリの卵が付いていました。



落ち葉の下を覗いてみるとツクシが出ていました。





イヌコリヤナギには昆虫がやってきていました。

まだ花の少ないこの時期、小さな花でも、冬から目覚めた昆虫にとっては大切なもののようです。



観察会が終わってからは、虫を呼ぶための仕掛け作りをしました。

昔、人里でよく見られた竹筒・ヨシ筒などに巣を作る昆虫たちを呼ぶために、参加者の皆さんと一緒に、竹筒の束を作って西休憩所に設置しました。


スタッフサポートのもとノコギリ引きを行いました。


竹の残りを竹笛にして遊びました。


竹をお母さんと一緒にシュロ縄で束ねました。


追記
自然教室後に野原に腰掛けていると、ハナアブに出会いました。ムラサキハナナが一斉に花を咲かしているので飛来してきたようです。



自然教室は、できるだけたくさんの生き物たちに出会ってほしい、という願いをもって取り組んでいます。母と子の森を歩いて、どうしてたくさんの生き物がいるのか、そんなことを考えてもらえたら幸いです。生き物たちと親しくなることで、私たちの大切な普段の暮らしを知ることにもなると考えているからです。

来年度の4月以降も、母と子の森自然教室の開催を予定しています。
スケジュールは、決まりましたら新宿御苑のホームページや園内の掲示板に掲載します。みなさまと自然教室でお会いできること、楽しみにしております。