2009年01月31日

冬のガマ刈り

ピンのアイコン新宿御苑 カテゴリのアイコン日記
1月下旬、母と子の森の池の “ヒメガマ”の茎の刈り取りと、刈り取った部分の林への搬出が終わりました。これは、ヒメガマの水質改善効果を高めるため行っています。

運搬の様子

ヒメガマは、春から夏にかけて池の中の養分を根から吸収し成長します。
茎は冬になると枯れ、放っておくと池に倒れて再び池の養分となります。

雨水と地下水を溜めた母と子の森の池では、枯れた植物が池に溜まってしまうと水質が富栄養化となり、暖かくなると水面にアオミドロが大量に発生し、悪臭を放ったり、池の中の小さな生き物が棲みにくい環境になってしまいます。

このため、翌春も根から新しい茎が生えてくるよう、根だけ残して、ヒメガマの茎を冬場に刈り取り、養分が池の中に溜まらないようしています。