●正式名称
Strategic Approach to International Chemicals Management
●背景
- 1990年代中頃からの、化学物質によるリスクを削減するためのさらなる手法の必要性や、化学物質に関する国際的な活動をより調和のとれ効率のよいものとすべきとする議論等を踏まえ、2002年のUNEP管理理事会において、国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)が必要であることが決議されました。
- 2002年のヨハネスブルグサミット(WSSD)で定められた実施計画において、2020年までに化学物質の製造と使用による人の健康と環境への悪影響の最小化を目指すこととされ、そのための行動の一つとして、SAICMを2005年末までに取りまとめることとされました。
●これまでの経緯
- SAICM策定に向けた具体的な議論は、UNEPを事務局として、3回にわたる準備会合、地域別会合等において進められてきました。
- 2003年11月、第1回SAICM準備会合がバンコクにて開催され、SAICMの大まかな構成と今後の作業の進め方について了承されました。
- 2004年10月、第2回SAICM準備会合がナイロビにて開催され、SAICM最終文書の構成・章立て、盛り込むべき事項、今後の作業の進め方などについて議論が行われました。
- 2005年3〜5月に地域会合(アジア太平洋地域は4月4〜7日、バンコクで開催)が開催され、政府及び関係者の意見交換が行われました。
- 2005年9月、第3回SAICM準備会合がウィーンにて開催され、おおよその案文が取りまとめられました。
- 2006年2月、国際化学物質管理会議(ICCM)においてSAICMが取りまとめられました。国連環境計画(UNEP)において承認されました。
●SAICMの関連文書
- ハイレベル宣言(「ドバイ宣言」)(High-Level Declaration) [PDF 24KB]
2020年までに化学物質が健康や環境への影響を最小とする方法で生産・使用されるようにすることを目標に掲げた、30項目からなる政治宣言文。 - 包括的方針戦略(Overarching Policy Strategy) [PDF 75KB]
SAICMの対象範囲、必要性、目的、財政的事項、原則とアプローチ、実施と進捗の評価について記述した文書。 - 世界行動計画(Global Plan of Action) [PDF 363KB]
SAICMの目的を達成するために関係者がとりうる行動についてのガイダンス文書として、273の行動項目をリストアップしたもの。
※ 2006年2月、ICCMに提出されたSAICM構成文書案の仮訳は、こちらから御覧いただけます。
※ SAICMの原文(英文)は、まだ最終版が配布されておらず、ICCMに提出された資料(ICCMホームページの文書SAICM/ICCM.1/2〜4)が最新版です。
●国際化学物質管理会議
- 国際化学物質管理会議の開催について
- 「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」の採択について(第1回国際化学物質管理会議(ICCM1)の結果)
- 第2回国際化学物質管理会議(ICCM2)の開催について
- 第2回国際化学物質管理会議(ICCM2)の結果について
●今後の予定
- 今後、世界保健機関(WHO)や国際労働機構(ILO)などの関連国際機関にも、承認のため提出されます。SAICMのフォローアップのため、国際化学物質管理会議が2009年、2012年、2015年、2020年に開催されます。
●我が国の取組
- 我が国としては、SAICMの考え方を環境基本計画等の政策文書に位置づけるとともに、関係省庁による連絡会議において、SAICMに沿った取組の状況についてフォローアップを行うこととしています。
- SAICM関係省庁連絡会議において、SAICM国内実施計画を策定中です。
※ 関係省庁連絡会議の資料はこちらから入手できます。
※ SAICMの国内実施状況と今後の国際的な化学物質管理の動向に関するセミナー(2009.3.23)について
※ 諸外国におけるSAICM実施状況に関するセミナー(2008.3.12)について
※ SAICMアジア太平洋地域会合に向けた国内フォーラム(2007.3.16)について
●関連会合
- SAICMアジア太平洋地域会合について [PDF 39KB]
- 第2回SAICMアジア太平洋地域会合等の開催について