報道発表資料

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2011年09月01日
  • 保健対策

第3回SAICMアジア太平洋地域会合等の開催について(お知らせ)

 アジア太平洋地域における「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(SAICM)の推進のため、9月8、9日に北京(中国)において「第3回SAICMアジア太平洋地域会合」が開催されます。
 また、本会合に先立ち、有機フッ素化合物(ペルフルオロ化合物(PFC))及びナノテクノロジーとナノ材料に関するワークショップも開催される予定です。

1.背景

 2006年2月で開催された第1回国際化学物質管理会議(ICCM)において、「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(Strategic Approach to International Chemicals Management;SAICM)が策定されました。
 SAICMは、2002年のヨハネスブルグサミット(WSSD)で採択された「2020年までに化学物質が健康や環境への影響を最小とする方法で生産・使用されるようにする」ことを目標として、科学的なリスク評価に基づくリスク削減、予防的アプローチ、有害化学物質に関する情報の収集と提供、各国における化学物質管理体制の整備、途上国に対する技術協力の推進等の分野での戦略と行動計画を定めたものです。
 平成21年5月にジュネーブにおいて第2回ICCMが開催され、第3回ICCM(平成24年7月に開催予定)までの間に地域会合及び公開作業部会(OEWG)においてSAICMのフォローアップを行うこととされました。本会合は、11月にベオグラード(セルビア)で開催予定の第1回OEWG及び第3回ICCMの準備を兼ねて開催されるものです。

2.第3回SAICMアジア太平洋地域会合の概要

会議期間:
2011年9月8日(木)、9日(金)
場所:
北京(中国)
出席者:
アジア太平洋地域の各国政府代表、関係国際機関、産業界、非政府機関等
我が国からは、早水輝好 環境省環境安全課長等が出席予定

3.第3回SAICMアジア太平洋地域会合において予定される主な議題

 本会合では、OEWGに向けた準備、アジア太平洋地域における化学物質管理に係る取組の実施、第2回ICCMで採択された「新規の課題」、保健分野における戦略、今後開催されるSAICM関連会議等について議論される予定です。なお、議題、会議文書等はSAICMのウェブサイト(http://www.saicm.org/index.php?content=meeting&mid=140&def=1&menuid=)に順次掲載されます。

4.その他

 今回の地域会合に先立ち、9月5日(月)にOECD及びUNEPによりペルフルオロ化合物(PFC)に関するワークショップが、また9月6日(火)、7日(水)に国連訓練調査研究所(UNITAR)によりナノテクノロジーとナノ材料に関するワークショップがそれぞれ開催される予定です。

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
直通:03-5521-8260
代表:03-3581-3351
課長:早水 輝好(内線 6350)
課長補佐:福島 健彦(内線 6353)
係長:森谷 直子(内線 6356)
担当:甲斐 文祥(内線 6356)