報道発表資料

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2020年02月28日
  • 保健対策

「SAICM国内実施計画の進捗結果について」の取りまとめについて

「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(Strategic Approach to International Chemicals Management:SAICM)」の関係省庁連絡会議において、SAICM国内実施計画の実施状況を点検し、「SAICM国内実施計画の進捗結果について」を取りまとめました。
 今後は取りまとめた結果をSAICMの事務局(本部はスイスのジュネーブ)に提出するとともに、2020年以降の化学物質管理に係る国内外の議論の状況等を踏まえつつ、関係省庁による包括的な化学物質対策の推進に向けて、引き続き取組を進めていきます。

1.SAICM国内実施計画点検の背景

 SAICMは、「予防的取組方法に留意しつつ、透明性のある科学的根拠に基づくリスク評価手順と科学的根拠に基づくリスク管理手順を用いて、化学物質が、人の健康と環境にもたらす著しい悪影響を最小化する方法で使用、生産されることを2020年までに達成する」との国際目標、いわゆるWSSD2020年目標の達成に向け、2006年の第1回国際化学物質管理会議(ICCM1)で採択された国際戦略及び行動計画です。これを受け、我が国では政府内にSAICM関係省庁連絡会議を設置し、WSSD2020年目標の達成に向けた戦略を示すものとして、SAICM国内実施計画を策定しました。2015年9月の第4回国際化学物質管理会議(ICCM4)の際は、SAICM関係省庁連絡会議において、SAICM国内実施計画を点検し、「SAICM国内実施計画の進捗状況について」として取りまとめ、環境省ホームページにおいて公表しました。

 今般、SAICMの目標年である2020年を迎え、2020年10月に開催予定の第5回国際化学物質管理会議(ICCM5)において2020年以降の国際的な化学物質管理に係る枠組みが策定される見込みです。これに先立ち、前回点検以降の我が国のSAICM国内実施計画の実施状況を点検し、取りまとめた結果をSAICMの事務局に提出するため、「化学物質と環境に関する政策対話」での議論やパブリックコメントの結果(2.を参照)等を踏まえつつ、SAICM関係省庁連絡会議において、「SAICM国内実施計画の進捗結果について」を取りまとめました。

 今後は取りまとめた結果をSAICMの事務局に提出するとともに、2020年以降の化学物質管理に係る国内外の議論の状況等を踏まえつつ、関係省庁による包括的な化学物質対策の推進に向けて、引き続き取組を進めていきます。

2.「SAICM国内実施計画の進捗結果について(案)」 に対する意見募集の結果について

 (1)意見募集の実施方法

   ○意見募集の周知方法

    電子政府の総合窓口、報道発表、環境省ウェブサイト

   ○意見募集期間

    令和2年1月23日(木)~2月12日(水)

   ○意見提出方法

    電子メール、郵送又はファクシミリ

   ○意見提出先

    環境省大臣官房環境保健部環境安全課

 (2)意見募集の結果

   ○意見提出者数:2者(1個人・1団体)

   ○意見総数:16件

 (3)意見の概要及び意見への対応

    添付資料「「SAICM国内実施計画の進捗結果について(案)」に対する意見募集の結果について」の

   とおり。

添付資料

SAICM国内実施計画の進捗結果について[PDF 1,603KB]

「SAICM国内実施計画の進捗結果について(案)」に対する意見募集の結果について[PDF 348KB]

連絡先

環境省大臣官房環境保健部環境安全課

  • 代表03-3581-3351
  • 直通03-5521-8259
  • 課長太田志津子
  • 課長補佐福嶋慶三(内線 6359)
  • 主査関口真行(内線 6390)
  • 係員妹尾光平(内線 6390)

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