2007年07月30日
その他
平成19年3月30日、屋久島のとなり(西北西約12kmの洋上)に位置する口永良部島が、「我が国を代表する傑出した自然の風景地」として、霧島屋久国立公園に編入されました。
口永良部島は、新旧二つの火山群が結合した面積約36km2のひょうたん型をした火山島で、好天時には、屋久島北西部の海岸や宮之浦岳等の山頂から間近に眺望できます。
口永良部島は、島全体が特異な火山景観に溢れ、また、自然性の高いスダジイなどの森林が残されていることから、「緑の火山島」と呼ばれています。その景観は特異で、人を寄せ付けない切り立った海食崖や放牧牛がのどかに草を食む牧野、サンゴ礁と多くの魚たちが彩る海中景観などが見られます。さらには、国の天然記念物で絶滅が危惧されるエラブオオコウモリの生息地でもあります。
平成19年4月14日には編入を記念し、口永良部島で式典が開催されました。式典には地元住民をはじめ関係者が出席し、口永良部島の発展と更なる自然景観の保全に努めたいとのメッセージが示されました。
今後も地元関係者と手を携えながら、国立公園の保護と適正な利用を推進していきたいと考えています。
[口永良部島(屋久島地域)]