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雲仙天草国立公園の見どころ

海から眺める雲仙岳
海から眺める雲仙岳の写真
海から眺める雲仙岳
三方を海に囲まれた雲仙岳は、海岸やフェリー航路から、海にぽっかり浮かぶ優美なシルエットが眺められます。シルエットは方角によって異なります。360°の多様な表情をお楽しみください。
放牧
放牧の写真
放牧
雲仙岳北面にある奥雲仙・田代原(たしろばる)や牧場の里あづまでは、かつて雲仙岳一帯に広がっていた牛馬の放牧草原の面影が今でも見られます。
放牧の写真
放牧の写真
島原にそびえる眉山
島原にそびえる眉山の写真
島原にそびえる眉山
雲仙岳東端の眉山は、島原の町の背後に屏風のように立っています。江戸時代に発生した斜面崩壊後の恵みとして、豊富な湧水や温泉(島原温泉)、良好な漁場・港湾が見られます。
仁田峠周辺から眺める海と雲仙岳
仁田峠周辺から眺める海と雲仙岳の写真
仁田峠周辺から眺める海と雲仙岳
島原半島の中心に位置する雲仙岳山上部の仁田峠展望所は、登山の拠点であり、ロープウェイの始点です。登山道やロープウェイから眺められる海と雲仙岳の大展望が魅力です。
雲仙岳
雲仙岳の写真
雲仙岳
雲仙岳は、普賢岳、妙見岳など20を超える山々の総称です。三方の海と雲仙岳が織り成す"水陸の大展望"は、本公園のメインテーマです。5月に山を彩るミヤマキリシマや秋の紅葉など、季節を通して訪れる人の目を楽しませます。
雲仙地獄
雲仙地獄の写真
雲仙地獄
雲仙岳(温泉岳)の名の由来となっている中腹の雲仙温泉は、火山ガスが噴き出す雲仙地獄に湧いています。
雲仙地獄を中心とする雲仙温泉街の全景が、絹笠山山頂から眺望できます。
南島原にそびえる高岩山
南島原にそびえる高岩山の写真
南島原にそびえる高岩山
雲仙岳南端の高岩山は、雲仙岳の山並み、南島原の街並み、有明海、天草諸島が一望できる絶景スポットです。雲仙岳の化身とされる伝説の巨人"みそ五郎"の民話が多く残る山です。
雲仙岳を映す諏訪の池
雲仙岳を映す諏訪の池の写真
雲仙岳を映す諏訪の池
断層地形を利用して江戸時代に造られた半島最大の農業用ため池で、雲仙岳の山並みを映す水鏡です。小浜温泉街からほど近く、周囲には棚畑が広がり、池のほとりにはキャンプ場もあり、身近な里地の自然とふれあえます。
曲崎
曲崎の写真
曲崎
下島から突き出した陸繋島にあり、見事な砂嘴が伸びています。周辺には岩礁も発達し、海中では色鮮やかなトサカ類や熱帯魚の群泳を見ることができます。
高舞登山(展望台からの眺望)
展望台からの眺望の写真
高舞登山(展望台からの眺望)
多島海景観を眺望できる展望台があり、夕暮れの素晴らしさは有名です。また、高舞登山から龍ヶ岳に連なる鋭い山稜線は、すぐ海に迫る山容から「観海アルプス」とも呼ばれています。
次郎丸嶽(山頂付近からの眺望)
山頂付近からの眺望の写真
次郎丸嶽(山頂付近からの眺望)
東面が垂直に切れ落ちた三角錐の山容と、山頂部の砂岩の巨石群から、北側の太郎丸嶽とともに天草の秀峰と呼ばれています。有明海や雲仙岳を眺望することができます。
化石(アンモナイト・恐竜)
化石(アンモナイト・恐竜)
天草諸島の南側に位置する御所浦島は、白亜紀の地層からなる島で、島内各所でアンモナイトや恐竜の化石が発掘されます。
妙見浦
妙見浦の写真
(写真提供:一般社団法人天草宝島観光協会)
妙見浦
下島の西海岸は、洞門、断崖などが連続する豪壮な海岸景観を呈しています。中でも妙見浦の「妙見岩」は南側から眺望すると象の形に見えることで有名です。
大ヶ瀬
大ヶ瀬の写真
(写真提供:一般社団法人天草宝島観光協会)
大ヶ瀬
西海岸の海上に棒柱状の岩礁が数十個突き出ており、特異な海上景観を呈しています。また海の中も穏礁群によって、優れた景観が広がっています。
崎津教会
崎津教会の写真
崎津教会
キリシタンの歴史を物語る教会です。敷地内は公園区域外ですが、複雑に入り組むリアス式海岸の一角にたたずみ、国立公園の自然景観に文化的なアクセントを加えています。

生きもの

ハマオモト
ハマオモトの写真
ハマオモト
ヒガンバナの仲間で、海岸部に生育します。オモトという植物に似ていることからも「ハマオモト」と呼ばれます。花の様子が、神道神事で用いる白い布(ゆう)と似ていることから、「ハマユウ」と呼ばれることもあります。
アカハラダカ
アカハラダカの写真
アカハラダカ
朝鮮半島などで繁殖し、秋に九州北西部上空を数十万羽が東南アジアへ渡ります。
オオルリ
オオルリの写真
オオルリ
日本へは夏鳥として渡来・繁殖し、春~夏の雲仙岳の山々には、本種のさえずりが響きます。姿も囀りも美しく、日本三大鳴鳥のひとつに数えられています。
ミナミハンドウイルカ
ミナミハンドウイルカの写真
ミナミハンドウイルカ
太平洋の北西部や南西部、インド洋などの温暖な海の沿岸に生息しています。天草諸島と島原半島の間の海域に周年生息し、ドルフィンウォッチングを楽しむことができます。