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 パークボランティアとは、公園利用者に対する自然解説や利用案内、歩道等の美化清掃などの活動を通じて、国立公園における保護管理、自然保護思想の普及啓発などに協力してもらっている方々です。パークボランティアは、国立公園ごとに地方環境事務所長が登録します。
 十和田八幡平国立公園では、4地区でパークボランティアの方々が活動しています。

十和田八甲田地区パークボランティア

写真:井戸岳の植生復元作業

[井戸岳の植生復元作業]

 十和田八甲田地区には、現在約60名の方々が登録されています。
 十和田湖から八甲田山にかけての一帯を活動地域とし、酸ヶ湯インフォメーションセンターでの利用案内、登山道の美化清掃といった活動から、北八甲田井戸岳における植生復元施設の補修、外来植物(オオハンゴンソウ)の駆除のような作業まで、実に幅広く活動していただき、広大な面積の国立公園を管理するうえで、環境省の頼もしい存在となっています。
 十和田・八甲田地域をよりすばらしいものにするため、みなさん一生懸命、元気に楽しみながら活動しています。


八幡平地区パークボランティア

写真:自然観察会の様子

[自然観察会の様子]

 八幡平地区では42名、秋田駒ケ岳・乳頭エリアの南八幡平地区では26名のパークボランティア、岩手山地区では25名の方が年間を通じて自然観察会の解説や歩道の安全点検活動に参加し「貴重な自然環境を守る為に」活発な活動を行っています。最近は公園内の「外来植物の駆除」や過去に破壊された湿原での「植生回復」等に積極的に取り組み、八幡平本来の美しい自然を取り戻す為の活動に大きく貢献しています。