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山陰海岸国立公園の見どころ

鳥取砂丘
鳥取砂丘の写真
鳥取砂丘
鳥取砂丘は、東西16km、南北2.4kmに広がる日本最大級の砂丘です。
中国山地から流れ出た砂が、川と海に運ばれ、風に吹き上げられてできました。砂と風が作り出す美しい模様(風紋)や、凹地形のスリバチなどが見られ、変化や起伏に富んだ独特の地形が鳥取砂丘の魅力です。
干貫松島
干貫松島の写真
干貫松島
網代港のすぐ北方海上に浮かぶ花崗岩の小さな島です。寛文年間(今から約300年前)には頂上にはみごとな松が生えていて、鳥取藩2代目藩主の、池田綱清公が「我が庭にこの岩つきの松を移した者に、銀千貫を与えよう」と言われたことが、名前の由来と言われています。
鴨ヶ磯
鴨ヶ磯の写真
鴨ヶ磯
西から順に、小鴨ヶ磯、椿谷、大鴨ヶ磯の三つの浜を総称して鴨ヶ磯と呼んでいます。複雑な入り江に数多くの小島が浮かび、浜では大粒の石英砂が水晶のように輝きます。
菜種五島
菜種五島の写真
菜種五島
城原海岸にある5つに連なった島々です。
先端の菜種島は周囲約400m、高さ約60mの島で、春になると野生の菜の花が島を黄金色に飾ります。
龍神洞
龍神洞の写真
龍神洞
岩の断層に沿って海食が進行してできました。東洞窟(海龍神)と西洞窟(丘龍神)の2つに分かれており、岸壁にはイワツバメが巣を作り、洞内にはキクガシラコウモリが生息しています。
穴見
穴見の写真
穴見
日本海ができた頃の安山岩などが侵食されてできた、夫婦岩などの小島が点在する磯浜です。俵状の柱状節理の発達した流紋岩の岩脈が、岬や小島を造っています。
龍宮洞門
龍宮洞門の写真
龍宮洞門(海から)
龍宮洞門
花崗岩の岩壁に昇り龍のように天に向かってのびている安山岩の岩脈の下部に洞門ができているため、その名がつきました。
三尾大島
三尾大島の写真
三尾大島
マグマが固まってできた六角形状の柱状節理が発達した島で、特に島の南東側は、無数の柱状節理と明確な板状節理が美しい景観を造っています。
旭洞門
旭洞門の写真
旭洞門(海から)
旭洞門
鋸岬の中央部にある洞門。洞門の名称は洞門から朝日が差す景観の素晴らしさから名付けられました。
孔雀洞門
孔雀洞門の写真
孔雀洞門
柱状・板状節理の一部が海食を受けてできたものです。孔雀が羽を広げた様に見えることからこの名前がつきました。
今子浦
今子浦の写真
今子浦
千畳敷と呼ばれる岩礁と白砂の砂浜が隣り合う入り江で、海水浴やキャンプを楽しむことができます。また、形から「カエル島」と呼ばれる島や、人の足裏や宝珠を思わせる不思議な形をした白石島などのさまざまな地形を見ることができます。
はさかリ岩
はさかリ岩の写真
はさかリ岩
竹野海岸の波食岩礁地帯の海岸線に位置し、礫岩の地層にそってできた洞門です。海食洞の天井の岩が落ちて洞側壁の岩に挟まってできたと考えられ、兵庫県の名勝に指定されています。
竹野浜
竹野浜の写真
竹野浜
東西約800mの遠浅の砂浜で、透明度が高く、海水浴場百選をはじめ、日本の渚100選、日本の水浴場55選、日本の水浴場88選などにも選ばれる日本を代表する海水浴場の一つです。
小天橋
小天橋の写真
小天橋
久美浜湾と日本海を分ける美しい砂丘地帯で、京都の自然200選に選ばれています。地形が天橋立に似ていることから「小天橋」と呼ばれるようになりました。
丹後砂丘
丹後砂丘の写真
丹後砂丘
小天橋から木津川河口付近まで約6.5㎞の砂丘が広がっており、夏は海水浴場として賑わいます。また、トウテイランなどの貴重な海岸植物が自生しています。
五色浜
五色浜の写真
五色浜
岩場の海岸で、波食棚が見られます。波食棚のポットホールや潮だまりなどでは、海の生きものを観察することができます。様々な色の礫が見られることから「五色浜」と呼ばれています。

生きもの

トウテイラン
トウテイランの写真
トウテイラン
日本海の海岸に生育する多年草。8月~9月に青紫色のかわいらしい花を咲かせます。丹後砂丘で見ることができます。
ハマヒルガオ
ハマヒルガオの写真
ハマヒルガオ
海岸や湖岸の砂地に生育する海浜植物で、地面をはって広がります。5~6月頃にラッパ状のピンク色の花を咲かせます。
アオウミウシ
アオウミウシの写真
アオウミウシ
全身がきれいな青色で黄色い斑紋を持つ軟体動物です。潮だまりや岩礁域に生息しています。竹野スノーケルセンターで開催しているスノーケル教室や磯の自然観察教室ではアオウミウシの他にも多くの色鮮やかなウミウシの仲間を観察することができます。
コウノトリ
コウノトリの写真
コウノトリ
東アジアに生息していますが、日本の在来の個体は野生絶滅しました。現在では日本での個体群の復活を目的に兵庫県豊岡市を中心に再導入が進められており、円山川周辺では再導入された個体を見ることができます。