2007年08月20日
その他
至仏山東面登山道は蛇紋岩といわれる大変滑りやすい岩石でできており、登山利用等に伴い、植生の荒廃や泥炭や土壌の流出などが深刻な状況となっております。
鳩待峠から入山し至仏山を越え、下りのルートで至仏山〜山ノ鼻(東面登山道)を利用すると、急坂であることもあり、道を間違えやすく、登山道脇の植生へ踏み込んでしまい、登山道周辺の植生荒廃・土壌流出の大きな原因となっています。さらに登山後半の体力的に疲れてくる時であり、また、午後は天気も変わりやすく、雨になれば急傾斜地の蛇紋岩も木道もより滑りやすくなるので大変危険です。
このため至仏山保全緊急対策会議では、安全登山といつまでも美しい至仏山を守るため、至仏山〜山ノ鼻(東面登山道)を「『下り』には利用しない」というルールを設け、皆様にご理解とご協力をお願いしているところでございます。
「みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ」を合い言葉に、皆様のご理解とご協力を、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。
※なお、山ノ鼻〜森林限界までの往復は、従来通り利用できます。