2022年03月30日
結果報告
国立公園那須管理官事務所では、那須連山への主要な登山口である峠の茶屋登山口において登山者カウンターを設置し、今年度5月1日から11月30日までの間の利用者数調査を実施しました。
その結果、峠の茶屋登山口の利用者数は、入山者が計38,934人、下山者が計47,214人であり、昨年度と比較すると、入山者で8.3%増、下山者で13.1%増となりました。
日光国立公園那須甲子地域の那須連山は登山利用が多く、中でも茶臼岳(標高1,915m)は今でも噴煙をあげる荒々しい火山景観や山頂からの展望が人気であり、山頂付近まで整備されたロープウェイにより手軽に登山を楽しめることが特徴です。
近年のロープウェイ利用者数は年間約30万人であり、那須連山における登山利用の大半を占めています。環境省では、国立公園の適正利用の推進に資するため、ロープウェイを利用しない登山者数の把握を目的として、平成22年度より峠の茶屋登山口に登山者カウンターを設置し、利用者数を調査しています。
設置した登山者カウンターは、赤外線反射を利用したセンサーにより自動的に通過人数をカウントする仕組みとなっています。日時と方向(上り下りを識別)が記録され、登山者数を把握することができます。
2021年4月26日から11月30日まで
※集計期間は5月1日から11月30日まで
令和3年度及び令和2年度利用者数は表1のとおりです。令和3年度の峠の茶屋登山口における入山者数は計38,934人、下山者数は計47,214人でした。令和2年度と比較すると、合計で約10%増加しました。昨年との比較で月別の増減が大きく入れ替わっているのは、新型コロナウイルス感染の拡大に伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響があったと考えられます。
環境省 日光国立公園那須管理官事務所 担当:善養寺・宮崎
電話:0287-76-7512 FAX:0287-76-7513