2008年10月30日
結果報告
沼津自然保護官事務所では,10/19(日)に,伊豆半島地域(静岡県沼津市 大瀬崎)で子どもパークレンジャーを実施しました。
今回は,沼津市内の子どもたちを中心に17人の子どもたちが参加しました。
当日は天気にも恵まれ,爽やかな秋晴れとなりました。大瀬崎の向こう側には富士山を望むことも出来ました。
澤栗レンジャーから,国立公園についての説明を行いました。今回子どもパークレンジャーを行う大瀬崎(おせざき)も富士箱根伊豆国立公園の中に含まれています。
海のパトロールは体験ダイビング(スキューバダイビング)の形式で行うため,装備の準備を行います。
海中パトロールは,ダイビングインストラクターと手をつないだ状態で,足のつく範囲に限って行われました。
海中の透明度は高く,ソラスズメダイ,キュウセン,ヒメジなどの海中生物もよく見えたそうです。
海に入る前や海から上がった後は,スケッチの海中生物を図鑑から探し名前を調べる練習を行いました。
岬の先端部は,古くから地元の人々と関わりを持つ大瀬神社の境内です。境内には海浜植物群落などの魅力的な自然があります。
今回はクイズラリーを行い,子どもたちに大瀬崎の自然や地元の人々との関わりについて触れてもらいました。
神社の「神の使い」はだれでしょう?ヒントは神社の建物にあります。
大瀬神社境内には,ビャクシンの巨木群があり,国の天然記念物に指定されています。中でも最も樹齢を重ねた個体は,御神木として崇められています。今回は御神木に関するクイズも出題されました。
大瀬崎に打ち上げられたゴミをみんなで拾いました。
ゴミを拾い集めた後には、捨てられたゴミが生きものに与える悪影響などを説明しました。みんな興味津々に聞いていました。
最後に,短冊に今日一日のふりかえりを書いてもらいました。
子どもたちからは,海中の生物を見たことの感動や,ゴミが生物に与える影響にショックを受けたこと等が,大きな印象となったようです。今回の活動をきっかけに,自然を大切にする心をより大きく育んでくれたらと思います。
おかげさまで事故もなく,イベントも成功に終わらせることができました。今回協力していただいた皆様には,心からお礼申し上げます。