環境省生息域外保全モデル事業
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環境省では生息域外保全に関する知見や技術を集積し、多様な主体の適切な取り組みを推進するため、(社)日本動物園水族館協会と(社)日本植物園協会の協力のもと、平成20年度より「環境省生息域外保全モデル事業」を実施しています。これから生息域外保全を実施しようと考えている団体などが、取り組みの進め方や、適切に実施するためのポイントを理解する際の参考としていただくものです。また、飼育個体の不適切な導入により悪影響が懸念される例についても併せて解説しています(PDF版はこちら)
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<生息域外保全の実施や野生復帰の検討>
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ハリヨ(淡水魚類)
 :(近縁種との遺伝子交雑問題に対応した慎重な野生復帰の取り組み)
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ナゴヤダルマガエル(両生類)
 :(地域と連携した新たな生息地造りと野生復帰)
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コシガヤホシクサ(維管束植物)
 :(地域関係者で協定を結んで行う野生絶滅からの野生復帰)
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オキナグサ(維管束植物)
 :(行政、植物園、小学校などの多様な主体の参画による
space    里地里山環境の保全と野生復帰)
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<生息域外保全及び野生復帰の研究や技術開発>
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イチモンジタナゴ(淡水魚類)
 :(地域関係者との生息域外保全を通じた保全ネットワークの形成)
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シルビアシジミ(昆虫類)
 :(基礎的な研究による効果的な生息域外保全技術の開発)
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キバナスゲユリ(維管束植物)
 :(遺伝解析による保全単位の設定と栽培におけるウイルス病対策)
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ムカゴサイシン(維管束植物)
 :(菌と共生するラン科植物の栽培・野生復帰技術の開発)
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コウシンソウ(維管束植物)
 :(岩壁環境に生育する植物における野生復帰技術の開発)
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不適切な個体導入により悪影響が懸念される事例
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メダカ(淡水魚類)
 :(不適切な保全活動による遺伝的多様性の攪乱)