岐阜県中津川市にある社会福祉法人五常会の「特別養護老人ホーム瀬戸の里」では、増築・改修によって一次エネルギー消費量を55.9%削減し(創エネ含む) 、ZEB Readyに認証されました。
「特別養護老人ホーム瀬戸の里」では、外断熱の全面採用をはじめ、Low-E複層ガラス、太陽熱利用システム、ヒートポンプ給湯器等の導入を実施しており、パッシブとアクティブの両技術を活かした増築・改修を行っています。
今回は、「特別養護老人ホーム瀬戸の里」の増築・改修によるZEB化について、社会福祉法人五常会 向(むかい)氏と株式会社空建築事務所 盈(みつる)氏に話を伺いました。
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ESCO事業を活用した公共施設のZEB改修

新潟県柏崎市の公共施設「柏崎海洋センター シーユース雷音」では、改修によって一次エネルギー消費量を51%削減し、ZEB Readyを実現しました。
当施設は、コージェネレーション・空冷ヒートポンプを中心とした熱源・給湯・昇温システムの再構築、LED照明、ペレットストーブ、BEMS装置等の導入、窓断熱強化(高性能遮熱断熱サッシ、Low-E複層ガラス)等により一次エネルギー削減率51%を達成し、ZEB Readyを実現しています。
今回は、「柏崎海洋センター シーユース雷音」の既築改修によるZEB化について、柏崎市の平田様(市民生活部 環境課 課長代理)、細山様(産業振興部 商業観光課 観光班 係長)、今井様(市民生活部 環境課 環境政策係 主事)、公益財団法人かしわざき振興財団の渡辺様、ESCO事業者のアズビル株式会社の鈴木様に話を伺いました。
自然とテクノロジーの融合したエコラボを『ZEB』化

宮城県仙台市にある東北大学大学院環境科学研究科の「エコラボ」は、既存建物の改修によって一次エネルギー消費量を104%削減し(創エネ含む)、『ZEB』に認証されました。
「エコラボ」は、環境調和型の先進エコハウスのモデル施設になるとともに環境科学研究科のシンボルとなるものをつくるという、新校舎の建築プロジェクトからスタートし、2010年に完成。その後、講義室等のメイン照明施設をLED化、さらにエコラボ、工場棟、環境科学研究科研究棟各々屋上に太陽光発電パネルを設置するなど省エネと創エネを合わせたZEB化を実現しました。
今回は、「エコラボ」のZEB化について、東北大学大学院環境科学研究学科 研究科長の土屋教授にお話を伺いました。