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ZEB化実現までの流れ

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ZEB化実現までの流れ

ZEB化実現までの標準的なスケジュールと実施項目について紹介いたします。以下のケースは、補助事業を活用した場合の想定です。基本的に、ZEB化までの実施項目やスケジュールは、建物ごとで異なりますので、あくまでも参考のひとつとしてください。

■地方公共団体の方は、「公共建築物のZEB化検討ステップに応じた課題と解決策」もご参照ください。

新築の場合

1年目

ステップ1

ZEBの基本設計(4月~9月)

建物が備えるべき機能や設備、デザイン等を概略的にまとめて、図面化あるいは仕様書や説明書として作成します。建物の規模によっては、「基本設計」と「詳細設計」を同時に行うケースもあります。

 

ステップ2

ZEB設計の事業者公募(9月~10月)

ZEBの詳細設計を依頼する事業者を選定します。補助事業の活用を検討しているのであれば、補助事業に詳しい事業者が望ましいです。

 

ステップ3

ZEB詳細設計(10月~1月)

基本設計の内容をもとに、詳細な図面や仕様書を作成します。

 

ステップ4

ZEB認証手続き(1月~3月)

ZEB実現のためには、BELS評価にてBEIが0.5以下であることを証明してもらう必要があります。BELS評価の時期について規定はございませんが、「省エネ適合性判定」と同時に行うことが一般的です。

 

2年目

ステップ1

ZEB補助事業申請(4月~7月)

補助事業を活用する場合は、年度初め頃に補助申請を行う必要があります。

 

ステップ2

施工業者の公募・入札等(7月~8月)

入札等で、施工業者を決定します。入札にて施工業者を決定する場合は、技術力を図るために、総合評価方式とすることが望ましいです。

 

ステップ3

施工(10月~1月)

施工については、補助事業を活用する場合、単年度で完了させる必要があります。但し、ある程度の規模以上の場合、複数年度事業も認められております。

 

ステップ4

竣工検査(1月~2月)

補助事業を活用する場合は、補助事業の執行団体による検査もございます。

 

ステップ5

補助事業の実績報告書提出(2月~3月)

補助事業の実績報告書作成し、補助事業の執行団体に提出します。

 

既築の場合

1年目

ステップ1

ZEB化可能性調査

既存建築物の場合、ZEB化が難しい場合があるため、事前に検討が必要となります。調査は基本設計を行うレベルで実施することが望ましいです。また、複数建物を一括して調査し、順次ZEB化を図ることが効率的です。

 

2年目

ステップ1

設計仕様書の作成(4月~7月)

ZEB可能性調査の結果をもとに、設計仕様書を作成します。

 

ステップ2

ZEB設計の事業者公募(7月~8月)

ZEBの詳細設計を依頼する事業者を選定します。補助事業の活用を検討しているのであれば、補助事業に詳しい事業者が望ましいです。

 

ステップ3

ZEB詳細設計(8月~1月)

基本設計の内容をもとに、詳細な図面や仕様書を作成します。

 

ステップ4

ZEB認証手続き(1月~3月)

ZEB実現のためには、BELS評価にてBEIが0.5以下であることを証明してもらう必要があります。BELS評価の時期について規定はございませんが、「省エネ適合性判定」と同時に行うことが一般的です。

 

3年目

ステップ1

ZEB補助事業申請(4月~7月)

補助事業を活用する場合は、年度初め頃に補助申請を行う必要があります。

 

ステップ2

施工業者の公募・入札等(7月~8月)

入札等で、施工業者を決定します。入札にて施工業者を決定する場合は、技術力を図るために、総合評価方式とすることが望ましいです。

 

ステップ3

施工(10月~1月)

施工については、補助事業を活用する場合、単年度で完了させる必要があります。但し、ある程度の規模以上の場合、複数年度事業も認められております。

 

ステップ4

竣工検査(1月~2月)

補助事業を活用する場合は、補助事業の執行団体による検査もございます。

 

ステップ5

補助事業の実績報告書提出(2月~3月)

補助事業の実績報告書作成し、補助事業の執行団体に提出します。

 

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