国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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秋の花

69件の記事があります。

2015年09月11日彼岸花が咲き始めました

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北の丸公園でヒガンバナが咲き始めました。ヒガンバナは人里に植えられ、曼珠沙華(マンジュシャゲ)の名前で古くから和歌や俳句にもうたわれています。

写真:ヒガンバナの紅い花

日本のヒガンバナは実が付きませんが、地下の球根(鱗茎)でよく増えます。北の丸公園では園内各所で紅い花が顔を出している姿が見られます。一般的なヒガンバナは紅い花。花期には葉は無く花後に葉をつける冬緑型の多年草です。

写真:代官町通り沿いの千鳥ヶ淵の堤塘のヒガンバナ

代官町通り沿いの千鳥ヶ淵の堤塘にもぽつりぽつりとヒガンバナが顔を出していました。

写真:ヒガンバナとアゲハチョウ

ヒガンバナには、アゲハチョウの仲間がよく蜜を吸いにやって来ます。

写真:清水門の雁木坂の法面に咲く白花のヒガンバナ

清水門の雁木坂の法面では白花のヒガンバナがぽつんと咲いていました。同じ種類の植物でも花色が違うと印象がずいぶんと違うものですね。

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2014年10月28日北の丸公園の自然

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 10月も残りわずかとなりました。園内の野鳥たちも季節の移り変わりを感じて、エサ集めに奔走しています。
 10月28日(火)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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芝生地
 現在の芝生地ケヤキの紅葉。先週よりも明らかに色付いています。

西大通り
 西大通りは、毎年美しいコントラストが楽しめるオススメの撮影スポット。これからケヤキやイチョウ、モミジが色をつけていきます。

モミジ林
 少しずつ上部に色の変化が感じられるようになってきました。

カクレミノ
 綺麗に黄葉したカクレミノ。

カツラ
 樹林地内には綿飴のような、キャラメルのような香りが充満している場所があります。

 この香りは、カツラの枯葉が発しているもの。樹林地を訪れた際は足をとめて、心地よい甘い香りを楽しんではいかがでしょう。

ツワブキ
 前回紹介したツワブキですが、ようやく咲きそろいました。写真は第一駐車場入口付近。

カマキリ
 事務所前の樹名板の上で褐色のカマキリを発見。時折顔を洗ったり、こちらをじっと見つめたりと愛嬌のある仕草を披露してくれました。

ツユムシの仲間
 清水門付近の石に止まっていたのは夏から秋にかけて見られるツユムシの仲間。

スズメ
 小さな水たまりで三羽仲良く水浴び。晴天の空の下、とても気持ちよさそうでした。寄生虫を落とすための、大事なバスタイムですね。

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2014年10月20日北の丸公園の自然

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 日を追うごとに秋も深まってきました。園内樹林地では、数本ではありますがニシキギが赤く色付いています。
 10月20日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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芝生広場のケヤキ
 3分の1ほど色付いてきました。

こちらは樹林地のケヤキ

ニシキギ
 真っ赤に色付いたニシキギ。園内で最も早く紅葉します。

ヒイラギモクセイ
 休憩所の前を歩いていると、どこからか甘くて良い香りが漂ってきました。その正体はヒイラギモクセイの白い花。

キチジョウソウ
 ふと足下に目をやると、キチジョウソウが咲き始めていました。冬には赤紫色の綺麗な実をつけます。

イヌマキ
 花木園中程に植栽されているイヌマキの樹に、串団子の様な実がなっていました。赤い部分(果床)は食べることが出来ますが、緑色の種は毒があるので注意が必要です。

シジュウカラ
 下の池の脇の日陰では、シジュウカラがガサガサとエサを探し回っていました。

 努力の甲斐あって虫を捕まえることに成功!

ヤマガラ
 樹林地ではヤマガラが一生懸命木の実や虫を探していました。正面から見る鳥の顔はなかなか面白いですね。

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2014年10月14日北の丸公園の自然

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 夜のうちに台風19号は関東を通過し、朝から台風一過の青空が広がりました。時折吹く強い風が園内の木々を大きく揺らし、台風の大きさを物語っていました。
 10月14日(火)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ハナミズキ
 吉田茂像前のハナミズキは他の木々より一足先に色付いています。

ケヤキ
 こちらはところどころ紅葉しはじめた芝生広場のケヤキ。管理事務所近くの「下の橋」から撮影しました。

スイフヨウ
 花木園中程で見頃を迎えているのはスイフヨウ。朝方は白色ですが、昼は桃色、夕方には紅色に変化する不思議な花です。

チカラシバ
 同じく花木園では、風でそよそよと揺れるチカラシバが群生しています。大きな猫じゃらしのようですね。引き抜くのに強い力がいることが名前の由来。

ツワブキ
 艶やかな大きな葉の間から、垂直の花柄を伸ばしたツワブキの蕾が園内各所で目に付く様になってきました。これから晩秋にかけて花の少なくなる時期に、明るい黄色の花で園内に色を添えてくれます。

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2014年10月06日北の丸公園の自然

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 台風18号の影響により、午前中は激しい雨で池の水位も溢れんばかりでした。午後になると強い日差しと共に青空が広がり、アブラゼミも鳴き出していました。
 10月6日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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台風一過の秋晴れ。

アズマヒキガエル
 雨上がりの園内を散策していると、アズマヒキガエルがこちらをきょとんとした様子で見ていました。湿った空気に嬉しくなって飛び出してきたのでしょうか?

スズメ
 江戸時代からそのままの姿を残す雁木坂(がんぎざか)で、普通のスズメよりも薄い色をしたスズメを発見。花木園などでたまに見かけます。見つけられたらラッキーかも?

ハシブトガラス
 清水門広場ではカラスがピンク色のコブシの実を器用に割って、中の赤い種を美味しそうに丸呑みしていました。

 雨上がりの芝生広場で、見慣れない姿が。正面に回って見てみると・・

「びっくりした!」のポーズで威嚇するアメリカザリガニでした。池の水位が上がって外に出されてしまったのか、なんだか不満げ。

フジバカマ
 秋の七草の一つであるフジバカマが開花しました。近くに寄ると、桜餅の様な良い香りがふわっと漂ってきます。

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2014年09月29日北の丸公園の自然

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 本日も昨日に続き、朝から雲一つない秋晴れとなりました。

 9月29日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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モミジ
 まだ全体的に青々としたモミジ林ですが、こんなに紅葉した葉を見つけました。今から少し先の紅葉シーズンが楽しみになりますね。

サルビアレウカンサ
 休憩所脇のサルビアレウカンサは、まさに今が見頃。晴天によく映え、いきいきとしてしているように見えます。

タイワンホトトギス
 樹林地でひっそりと咲きはじめたタイワンホトトギス。斑点入の花を、鳥のホトトギスの胸の模様に見立てた事からこの名になったようです。

キンモクセイ
 事務所の前を通ると、甘いお菓子の様な良い香りがふわふわと漂ってきました。

 その心地よい香りの正体はキンモクセイ。先週までは閉じていた蕾も、連日の晴天によってすっかり花開きました。開花時期は短く、10月上旬頃までと予想されます。ご覧になる方はお早めにどうぞ!

トベラ
 ねばっとした糸が引いているこちらはトベラの実。粘液に包まれた赤い種子はメジロなどの鳥によって散布されます。

ハクセキレイ
 芝生広場ではハクセキレイがちょこちょこと歩き回っていました。素早い動きで虫を捕まえる事に成功!人が近づいてもなかなか逃げないハクセキレイ。可愛らしいその様子を是非ご覧下さい。

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2014年09月22日北の丸公園の自然

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 ヒガンバナも終わりにちかづき,秋の気配もより感じられるようになってきました。紅葉より一歩早く、木の実が色づき始めています。

 9月22日の北の丸公園自然情報をお届けします。
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 公園事務所から科学技術館に向かう通りには、小鳥の好きな実のなる樹がたくさん並んでいます。

 ミズキ科のヤマボウシは人も美味しいと感じる甘い実です。

 クマツヅラ科のコムラサキは小鳥たちに大人気。たわわに実る柔らかな枝に揺れながら実をついばむ小鳥の姿が見られます。

 エゴノキ科のエゴノキの実は果皮にサポニンを含み「えぐい」からエゴノキと名付けられたという由来。また麻酔効果もあるとされます。

スイカズラ科のサンゴジュの実は一足早く紅く色づき、すでに小鳥たちに食され、かろうじて実を残しています。

 モチノキ科のクロガネモチの実はうっすら色づき始めました。

 ニシキギ科のマユミの実もようやく色づき始めたところです。

 この「木の実ストリート」で休みなく実を運んでいる小鳥がいます。
 前回のブログでご紹介したヤマガラです。
 このたくさんの木の実の中で、どの実を選ぶのでしょうか・・・
 

 コムラサキでゆらゆら枝を揺らしている姿も見かけましたが、夢中で実を採っているのが「エゴノキ」でした。

 群れをなしてエゴノキに集まり、実を一つくわえては近くの安全な樹に移り、枝でコンコンと叩いています。その場でサポニンなどの入った果皮の部分を落とし、冬の貯食として自分の隠し場所に持って行くようです。
 
 北の丸公園ではいろいろな小鳥に逢う事ができます。樹林地でもヤマガラをはじめ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツグミなどを見かけます。

 小鳥に会いたい時には、実のなる樹を探してみて下さい。
 閑かに待っていると、きっと可愛い声が聴こえて来るはずです。

 

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2014年09月16日北の丸公園の自然

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 花の少ないこの時期、園内に色を添えてくれるヒガンバナがあちらこちらで見られるようになりました。また、様々な形のキノコの観察も散策の楽しみのひとつです。
 9月16日(火)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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シロソウメンタケ
 ふと足下を見てみると、芝生の上に何やら白くて細いものが生えていました。実はこれ、シロソウメンタケという変わった形のキノコ。主に芝生の上や、広葉樹林内に群生します。

ツルタケ
 こちらはシロソウメンタケと違い、「キノコらしい」形をしたツルタケ。第二近衛聯隊碑近くの緑地に生えていました。コナラなどの広葉樹林内に発生。

クリの実
 梅林近くに植栽されているクリの樹では、トゲトゲとした「イガ」が割れ、少し顔をのぞかせている実をご覧頂けます。

ヒガンバナ
 樹林地のヒガンバナ。日光の光を浴びて輝いていました。

 こちらは池の対岸に咲くヒガンバナ。水面に姿が映り込んでいます。

コゲラ
 黒と白の模様が特徴的な、小さなキツツキ類です。樹林地を散策中、ニシキギの枝を滑るようにのぼっていく姿を見つけました。エサは主に昆虫類で、秋冬でも樹皮の下から虫を探して食べます。

ヤマガラ
 エゴノキに止まって辺りをきょろきょろと見回しているヤマガラ。食べ頃の木の実を探しているのでしょうか?オレンジ色のお腹が可愛らしいですね。

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2014年09月08日北の丸公園の自然

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 本日9月8日は白露(はくろ)。暦上では本格的な秋の到来をいいます。園内では秋を代表する実が次々と見られるようになってきました。
 9月8日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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サルビアレウカンサ
 休憩所の前では、今年も変わった形が目を引くサルビアレウカンサが咲き始めています。

 花びらはビロード状で、気持ちの良いさわり心地。10月頃まで楽しめます。

ムクロジ
 管理事務所横の見本園では、枝いっぱいにぶら下がるムクロジの実が目立ってきました。

 果皮に包まれた種は、羽子板の羽根や数珠として使われることがあります。

ゴンズイ
 可愛らしいピンク色の実がぱっくりと開いて、中から黒い種が顔をのぞかせていました。

ミズナラ
 休憩所近くの四阿(あずまや)脇には園内で唯一のミズナラが植栽されています。すっかりどんぐりの形ができあがっていますね。

スダジイ
 スダジイのドングリはミズナラに比べて小さめ。まだ「殻斗」にしっかり包まれている状態です。スダジイは前年結実のドングリが落ち、その年のものは小さいまま育つ種類。実が成熟するまで2年かかります。

キノコ
 散策中、ふと上を見上げると高さ2メートルほどの場所にキノコが寄り添うように生えていました。

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2014年09月01日北の丸公園の自然

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 連日涼しく過ごしやすい日が続いています。園内では、美しく色づきはじめた木々の実が秋の訪れを知らせているようです。
 9月1日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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コムラサキシキブの実
 管理事務所前、近衛聯隊碑通りで、コムラサキシキブの実が目を引きます。

 枝先はまだ少し薄い黄緑色。美しいグラデーションをお楽しみください。

ヤマボウシの実
 緑に囲まれた樹林地でふと、上を見上げると・・・

 視界に広がったのは赤く色づきはじめたヤマボウシの実。この実を求めて、これからメジロなどの野鳥がやって来ます。

ツルボ
 公園西側では、秋の代表的な野の花であるツルボがぽつんと咲いていました。

トチノキで羽化するセミ
 公園西側のトチノキは、樹齢150年といわれる巨木です。そんなトチノキの幹に、沢山のセミの抜け殻にまじって羽化したてのセミの姿がありました。
夏の終わりに、少し遅い出発のようです。

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