コラム
C-1.レジ袋に係る調査(平成25年度)

3.政令市・中核市・特別区の取組状況

以下の調査項目6については、調査対象85件(政令市・中核市・特別区)のうち、レジ袋削減に対して何らかの取組を行っていると回答のあった71件を対象に集計した。

6.レジ袋有料化以外の取組詳細

[レジ袋有料化以外の取組に関する特徴的な事例]

自治体名 回答内容
新宿区 「新宿区3R推進協議会」でオリジナルの風呂敷を作成し、3R推進キャンペーンイベントなどで区民団体が風呂敷の包み方講座などを開催した。前述のイベントでは、マイボトルの持参も呼びかけ、持参者へのお茶の提供を行った。
札幌市 「北海道容器包装の簡素化を進める連絡会」に参加し、この連絡会で容器包装の削減に向けた動向を広く市民に情報提供することを目的に、容器包装の簡素化の取組を紹介するパネル展や容器包装の簡素化に取組んでいる商品を表彰する「容器包装簡素化大賞」を実施している。
葛飾区 ・区民・事業者・区で組織する「かつしかごみ減量・リサイクル推進協議会」において、過剰包装の削減について呼びかけを行っている。
・葛飾区の区民・事業者に取組の実践を呼び掛ける「かつしかルール」として、可燃ごみに含まれる雑紙(ざつがみ)の資源排出を呼びかけている。
・リユース食器の利用に補助金制度を設け、イベント等でのリユース食器の利用を呼び掛けている。
杉並区 区内高校・大学(生徒・学生を含む)及び団体で構成する「杉並区マイバッグ推進連絡会」によるマイバッグ推進活動を行っている。
豊中市 平成25年5月から、市民団体・事業者団体との協働により、豊中エコショップ制度運営協議会を設立し、豊中エコショップ制度を実施している。同制度においては、ごみ減量等の環境配慮に取り組む店舗等を「豊中エコショップ」として協議会が認定を行っている。
名古屋市 消費者団体・事業者団体などで構成する「容器・包装3R推進協議会」において、レジ袋以外の容器包装削減の取組として、マイボトル・マイカップの普及策について検討した。
平成25年度は、マイボトル・マイカップのメリットを市民に伝え、持ち歩くことを浸透させるために、(1)店舗での販売促進キャンペーン(10社77店舗)(2)マイボトル・マイカップ対応の飲料サービス実施店舗の紹介(ウェブサイト等)を実施した。
イベントなどでの使い捨て容器の使用を削減するため、リユース食器の貸し出し事業を行っている。
東大阪市 市民向け、事業者向けアンケート調査を実施しているが、レジ袋削減に係る項目だけでなく3Rの推進に係る項目を含めて調査している。また、東大阪ブロック・京阪奈北レジ袋削減推進会議でも所管事項の見直し(レジ袋削減以外の取組の追加)を検討している。
仙台市 ・ワケルネット(http://www.gomi100.com )での広報
・食器洗浄車ワケルモービルの運用
・環境配慮型店舗(エコにこショップ)、環境配慮型事業所(エコにこオフィス)認定制度の運用
・包装削減キャンペーンの実施(キャンペーン対象をレジ袋から包装全体に拡大)
神戸市 ・神戸大学の学生が中心となったNPO法人「ごみじゃぱん」と簡易包装商品を「減装(へらそう)」商品として推奨する取組を、二者で協定を締結し推進している。
・ごみの減量化・資源化の取組として、(1)簡易包装の推進(2)レジ袋無料配布中止(3)リターナブルびんの店頭回収などのうち、いずれか一つを実施している店舗を、『ワケトンエコショップ』に認定している。

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