報道発表資料
環境庁では、ダイオキシン類で汚染された土壌を、安全かつ確実に浄化できる実用的な技術を確立するため、浄化技術の実証調査を行うこととし、本年5月28日から約1ヶ月間、候補となる技術の公募を行い、選定作業を行ってきた。
今般、採用基準に照らし、原理の確実性、安全性、浄化効率等に関する評価を行い、現地での実証調査が可能と考えられる技術として、
(1) 溶融固化法
(2) アルカリ触媒化学分解法
の2種類の技術を選定した。
また、早期の実用化が見込まれ、小規模な実証調査が可能と考えられる技術(シーズ技術)として4技術を選定した。
1.ダイオキシン類汚染土壌浄化技術の公募の結果今般、採用基準に照らし、原理の確実性、安全性、浄化効率等に関する評価を行い、現地での実証調査が可能と考えられる技術として、
(1) 溶融固化法
(2) アルカリ触媒化学分解法
の2種類の技術を選定した。
また、早期の実用化が見込まれ、小規模な実証調査が可能と考えられる技術(シーズ技術)として4技術を選定した。
本年5月28日より約1ヶ月間、ダイオキシン類汚染土壌浄化技術の公募を行ったところ48件の応募があった。
2.実証調査を行う候補技術の選定経過
「ダイオキシン類土壌汚染対策技術等検討会(座長:細見正明 東京農工大学教授)」を設置し、3回の検討会での評価をもとに最終候補技術を選定した。
3.選定結果
(1)現地実証調査が可能と考えられる技術
別紙の採用基準に照らし、原理の確実性、安全性、浄化効率等の評価を行い、現地での実証調査が可能と考えられる技術として、以下の2技術を選定した。
[1] | 溶融固化法 |
[2] | アルカリ触媒化学分解法 |
(2)シーズ技術
なお、現時点で技術開発の最終段階であって、早期の実用化が見込まれ、小規模な実証調査が可能と考えられる技術(シーズ技術)として、以下の4技術を選定した。
[1] | 超臨界水M酸化法 |
[2] | メカノケミカル法 |
[3] | 真空加熱分解法 |
[4] | バイオレメディエーション法 |
4.今後の進め方
今後、実証調査の実施について、候補地の自治体と調整する予定。
添付資料
- (別紙)ダイオキシン類汚染土壌浄化技術の選定[HTMLファイル]
- (参考資料1)現地実証調査の実施が可能と考えられるダイオキシン類汚染土壌浄化技術の概要[HTMLファイル]
- (参考資料2)小規模な実証調査が可能と考えられるダイオキシン類汚染土壌浄化技術の概要[HTMLファイル]
- 連絡先
- 環境庁水質保全局土壌農薬課
課 長 :西尾 健 内線6650
補 佐 :福盛田共義 内線6652
係 長 :都築 伸幸 内線6654