報道発表資料

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2023年12月26日
  • 自然環境

飼養鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生状況について (陽性確定、兵庫県神戸市(飼養鳥国内2例目))

1. 兵庫県神戸市内の飼養施設において、令和5年12月14日(木)に大阪市内で衰弱した野生のハシブトガラス(簡易検査陽性)と接触した健全なモモアカノスリ1羽について、リアルタイムPCRによる検査の結果、H5亜型鳥インフルエンザの陽性反応が確認された旨の報告を行ったところです(12月20日(水)報道発表)。

2. 当該モモアカノスリ1羽について、北海道大学において病原性のウイルス分離検査を実施したところ、令和5年12月26日(火)に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された旨の報告がありました(接触したハシブトガラスは検査中)。

3. 本事例は、今シーズン2例目の飼養鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生事例となります。

4. 飼養鳥については、「動物園等における飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応指針」に基づき自治体と適切な対応を講じてまいります。

詳細情報

   回収日     場所

検体情報

 簡易検査  遺伝子検査 野鳥監視 
 重点区域  
 都道府県   市町村 

検体の種類 

鳥種名 結果
判明日 
結果 結果
判明日 
結果 指定日
飼養鳥 
 国内  
2例目   
 12/14  兵庫県 神戸市 健全
飼養鳥1羽
モモアカノスリ  12/19 陽性 12/26 高病原性 
 H5亜型   
12/19

留意事項

(1) 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。
 
(2) 同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。
 (参考)
  野鳥との接し方について
  https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf
 
【取材について】
 現場周辺での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
 
【参考情報】
 ・環境省ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
  http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
 ・「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」
  http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html
 ・「動物園等における飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応方針」
  https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/files/n_69.pdf

連絡先

環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
代表
03-3581-3351
室長
立田 理一郎
室長補佐
水﨑 進介
係長
串田 卓弥

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