報道発表資料

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2025年10月22日
  • 自然環境

家きんにおける高病原性鳥インフルエンザ発生状況について (疑似患畜、北海道白老町)

 令和7年10月22日(水)に北海道白老町の家きん農場において、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認された旨の報告がありました。
 本事例は、今シーズン国内では初の、家きんにおける高病原性鳥インフルエンザ確認事例となります。
 この報告を受け、発生農場の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。
 国内複数箇所で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたことから、野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルを同年10月22日(水)付けで「対応レベル3」に引き上げ、野鳥における監視を強化します。
(※ 疑似患畜とは、家畜伝染病予防法において、鳥インフルエンザ等の家畜の伝染病にかかっているおそれがある家畜のことで、確定した場合、殺処分などの防疫措置を講じることとなります。)

詳細情報

    場所

 検体情報 

 簡易検査陽性 
結果判明日
 PCR検査による 
疑似患畜確定日
野鳥監視重点区域
都道府県 市町村 指定日
家きん国内1例目 北海道 白老町

採卵鶏

10/21 10/22 10/22

 

留意事項

■ 野鳥サーベイランスの対応レベル引き上げについて
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルについて、本日付けで「対応レベル3」に引き上げ、全国での野鳥における監視やウイルス保有状況調査を強化します。

対応レベル
対応レベル1  発生のない時(通常時)
対応レベル2  国内単一箇所において、野鳥、家きん及び飼養鳥(※)で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された場合(国内単一箇所発生時)
対応レベル3  国内単一箇所発生から28日以内に国内の他の箇所において、野鳥、家きん及び飼養鳥(※)で感染が確認された場合(国内複数箇所発生時)

※ 環境試料(糞便、水等)や哺乳類から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された場合を含む

■ 留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等があった場合を除いて、人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、冷静な行動をお願いします。

(2)同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合には、お近くの都道府県や市町村役場に御連絡ください。

(参考)野鳥との接し方について

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf

 

【取材について】
  現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。


【公表について】
  環境省では、各都道府県内でのシーズン初確認、国内希少野生動植物種での発生など、緊急性が高い場合には報道発表を行い、その他の場合には、下記環境省ホームページで鳥インフルエンザの発生状況を公表しています。
 

【参考情報】

環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。

 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」

 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html

連絡先

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8285
室長
佐々木 真二郎
室長補佐
佐藤 大樹
係長
河邉 健
担当
堀内 聖矢

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