報道発表資料

この記事を印刷
2022年05月10日
  • 自然環境

トキと共生する里地づくり取組地域の公募について

環境省は、本州等におけるトキの定着を目指し、トキと共生する里地づくりを推進することとしています。 その取組主体となる地方公共団体として「トキと共生する里地づくり取組地域」を公募することとしましたの でお知らせします。

1.取組の概要

環境省では、トキ保護増殖事業計画において将来的な本州等におけるトキの定着を目指した取組を位置づけ、本州等においてもトキが定着できるよう、環境省とトキ受入れに意欲のある地方公共団体等が連携しながら、トキと共生する里地づくりを推進することとしています。

本取組においては、「トキと共生する里地づくり取組地域」として、「将来的なトキの野生復帰を目指し環境整備を進める地域(以下、「トキの野生復帰を目指す里地」)及び「放鳥は行わないものの、飛来したトキが生息できる環境整備を進める地域(以下、「トキとの共生を目指す里地」)」を公募し、選定された地域間で交流を図りながらトキと共生するための環境整備等を進めることとしています。

 

2.公募実施期間

令和4年5月10日(火)~同年6月30日(木)

 

3.実施内容

選定された地域は、以下の取組等を実施することとします。

(1)トキが生息できる環境整備

トキが生息するためには、浅い水辺をはじめとする通年の採餌環境、ねぐらや営巣場所となる森林が必要です。

佐渡島でのトキ野生復帰にかかる取組の経験を参考に、トキが生息できる環境整備を検討・推進することとします。

 

(2)トキと共生できる社会環境整備

再導入されたトキは、人里を主な生息域としており、地域住民や関係者のトキの保護に対する理解と協力が必要です。

佐渡島でのトキ野生復帰にかかる取組の経験を参考に、トキとの共生を図る上で必要となる地域社会のトキとの共生に係る理解を醸成するため、トキの生態、保護の経緯、観察マナー等の周知、普及を図るとともに、環境保全に対する理解を促進するなど、社会環境を整備するための取組を検討、推進することとします。

 

(3)その他

その他、トキとの共生を図る上で必要となる取組を検討・推進します。

4.対象等

・対象

地方公共団体とします。

複数の地方公共団体の連携による取組地域についても対象とします。

  

・公募地域数

「トキの野生復帰を目指す里地」 3地域程度

「トキとの共生を目指す里地」  地域数は限定しない

 

5.応募方法

本取組に応募される場合には、本ページ内の「添付資料」から応募様式をダウンロードし、公募要領に従って必要事項を記載の上、指定の方法で提出してください。

 

6.参考

トキ保護増殖事業計画等に関連する資料は、以下のURLを御参照ください。

http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/toki.html

連絡先

環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8353
室長
山本 麻衣 (内線 6677)
室長補佐
岩谷 あゆみ (内線 6684)
担当
木村 勇貴 (内線 7471)