グッドライフギャザリング 2023開催レポートイメージ写真

グッドライフギャザリング 2023開催レポート

環境省グッドライフアワードの歴代受賞団体が登壇!
環境と社会をつくるソーシャルスタートアップ
〜Woman in Action for Local SDGs〜を開催しました

イントロダクション

Introduction

「地域循環共生圏」作りを目指して、環境と社会によい様々な活動を環境大臣賞として表彰して応援するグッドライフアワード。今年はいよいよ11年目を迎え、現在までの累計で1,756件を超える応募をいただき、環境大臣賞、実行委員会特別賞を合わせて319件の受賞取組を輩出してきました。

グッドライフアワードは単に表彰するだけでなく歴代の受賞者同士、さらに多くのローカルSDGsを目指す皆さんのコミュニケーションの輪を広げていくことを目指しています。その一環として今年も歴代の受賞者とグッドライフアワード実行委員そして環境省が交流を深める「グッドライフギャザリング2023」を実施しました。

今年は「環境と社会をつくるソーシャルスタートアップ〜Woman in Action for Local SDGs〜」をテーマに3つの受賞取組にご参加いただきオンラインで開催、社会課題と事業化の両立の秘訣や受賞後の活動の広がりなどを約10分間でプレゼンテーションしていただきました。

ローカルSDGsを目指す仲間同士、「地域循環共生圏」づくりの知恵を共有する有意義なコミュニケーションの機会となりました。ぜひ、皆さまの活動の活性化やコラボレーションの契機とするためにお役立てください。

主催者挨拶

Opening Talk

環境省 大臣官房地域政策課課長

細川 真宏

まず最初に、環境省の細川真宏大臣官房地域政策課課長が挨拶し、参加者に向け11年目を迎え多数の応募によりグッドライフの輪が確実に広がっていることに感謝を述べました。また「地域循環共生圏」づくりのためにも環境、経済、社会課題の同時解決を目指す皆様の自由なマインドや新しいことに挑戦するワクワク感を大事にした取組への期待が大きいことが伝えられました。

環境省大臣官房地域循環共生圏推進室長

佐々木真二郎

今年もグッドライフギャザリングはグッドライフアワードを担当する佐々木真二郎地域循環共生圏推進室長のナビゲートにより終始楽しい雰囲気で進行しました。

グッドライフアワードについて

Message

グッドライフアワード総合プロデューサー
BBT大学大学院 経営学研究科 MBA 教授/BBT大学 経営学部 教授

谷中 修吾氏

続いて、総合プロデューサーの谷中修吾さんから「環境と社会をつくるソーシャルスタートアップ」をテーマとした今回のセミナーの趣旨を紹介。学びのポイントとして、今回ご登壇の3取組の代表の皆さんがどのように社会課題の解決を目指す公共性と事業性の両立をはかっているかという点に着目してほしいというメッセージが伝えられました。

受賞取組ゲストトーク

Guest Talk

続いていよいよ、「環境と社会をつくるソーシャルスタートアップ〜Woman in Action for Local SDGs〜」をテーマに、第10回までの歴代受賞団体から3団体が取組の最新動向の発表を行いました。発表には森里川海アンバサダーのアヒル隊長も参加。終始和やかな雰囲気の中で進みそれぞれの発表の後には実行委員からの講評のコメントがあり受賞者とのコミュニケーションもおこなわれました。

株式会社AGRIKO 代表取締役

小林 涼子氏

【第10回グッドライフアワード 実行委員会特別賞 SDGsビジネス賞受賞】

一番手は、東京世田谷区で循環型農法アクアポニックス(養殖✕水耕栽培)を活用して農福連携農園を経営する株式会社AGRIKO 代表取締役の小林涼子氏から活動について取組の紹介いただきました。小林さんは俳優業を続けながら農業に興味をもち新潟県の棚田の維持に協力してきました。2021年に家族の体調不良をきっかけに、持続可能な農業について考えるようになり「障害者や高齢者も無理なく続けられる農業」を実現するビジネスに取組むようになりました。

地元である世田谷区をベースに、日本では珍しい循環型農法アクアポニックスを活用した農福連携農園を運営。企業と障がい者をマッチングし雇用創出に取り組むなど、地域住民や地元企業、飲食店とも連携しながら地産地消の輪を広げています。

詳しい活動内容はこちら

株式会社AGRIKO

グッドライフアワード受賞取組

一般社団法人ステップボーンカット協会
特許技術ステップボーンカット発案創始者
牛尾 早百合氏

第9回グッドライフアワード実行委員会特別賞サステナブルデザイン賞受賞

続いて、一般社団法人ステップボーンカット協会の代表で特許技術ステップボーンカット発案創始者である牛尾早百合氏さんから、理美容室をプラットフォームとしたドライヤーレス推進プロジェクトについて取組の紹介いただきました。

牛尾さんは、ドライヤーを使わず省電力でCO2削減に配慮するステップボーンカットの技術を開発し、全国そして世界に向けて理美容店のスタッフへの啓発普及活動に取り組んでいます。今回は実際のデモンストレーションも交えて、ドライヤーを使わずにクオリティや芸術性が高く小顔補正を実現するカット技術について熱っぽくプレゼンテーションしていただきました。

詳しい活動内容はこちら

一般社団法人ステップボーンカット協会

グッドライフアワード取組紹介

Fairy forest代表
慶應義塾大学総合政策学部1年
山崎 佐知子氏

第9回グッドライフアワード 環境大臣賞 個人部門受賞

三番目にはFairy forest代表で慶應義塾大学総合政策学部1年の山崎佐知子氏から、高校2年生のときに第9回グッドライフアワードで環境大臣賞個人部門を受賞した取組について取組の紹介いただきました。

山崎さんは、中学生の頃から続けていた東京八王子にある磯沼ミルクファームでのカウガール体験やフードロスを減らしたいという思いから、個人の活動として独自に産業廃棄物となっている「おから」に注目し雪花菜のグラノーラの開発に取り組むようになりました。お豆腐屋さんから譲り受けた在来種のおからと有機オートミール 、国産米粉のみで作るグラノーラを開発し地元の磯沼ミルクファームで販売。その収益は子ども食堂へ寄付しています。今回のプレゼンテーションでは環境大臣賞受賞を契機に学生として、食とSDGsに関して活動を広げていることや今後の課題について報告していただきました。

詳しい活動内容はこちら

Fairy forest

グッドライフアワード取組紹介

新設の実行委員会特別賞の紹介

Message

グッドライフアワード実行委員
青山学院大学 教授/米国ロックフェラー大学 客員教授
福岡 伸一氏

続いて、新任の福岡伸一実行委員から担当する実行委員特別賞「EXPO2025いのち動的平衡賞」についてご紹介いただきました。EXPO2025での福岡委員がプロデュースする「いのち動的平衡館」と共通するテーマである、いのちやモノが循環し、常に入れ替わり続けることを前提とした「利他的な」取組を表彰することをお話しいただきました。

益田文和実行委員長 挨拶

Closing

益田文和実行委員長 挨拶

最後に、グッドライフアワード実行委員を代表して益田文和実行委員長から「11年目を迎え新しいステージに入ろうとしているグッドライフアワードに集まったコミュニティーの皆さんの活動から、今までの社会の延長線上にはないサステナブルなグッドライフをみんなで協力しあって作り出していきたい」という熱いメッセージが共有されギャザリングは終了しました。

グッドライフアワードは何度でもご応募いただけます。さらに活動の魅力を高めグッドライフアワードにぜひ再チャレンジしてください。たくさんのご応募をお待ちしています!

グッドライフギャザリングをライブ配信した東京・麹町の会場にて

記入例、応募シートなどはこちら

https://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/application.html

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