表彰式イメージ写真

Good Life Award Presentation & Ceremony

第12回 環境省グッドライフアワード
環境大臣賞受賞プレゼンテーション&表彰式
レポート

環境省が主催するグッドライフアワードは、環境と社会によい活動を応援するプロジェクトです。ローカルSDGsを体現し、地域循環共生圏づくりにつながる取組を「環境大臣賞」として表彰しています。

2024年12月7日(土)、第12回グッドライフアワードで環境大臣賞を受賞した取組の代表者10組によるプレゼンテーションと表彰式が行われ、オンラインでライブ配信も行われました。 当日の様子をフォトレポートでご覧ください。

グッドライフアワードは、企業、自治体、学校、NPO、個人など、どなたでもエントリー可能です。 次回第13回のご応募もぜひご検討ください。

主催者挨拶

Opening Talk

環境省グッドライフアワード

はじめに環境省大森恵子地域脱炭素推進審議官が登壇し、12年目を迎えたグッドライフアワードの歩みと地域循環共生圏づくりへの貢献について紹介する主催者挨拶からスタートしました。

環境大臣賞受賞プレゼンテーション

Presentation

環境省グッドライフアワード

続いて第12回グッドライフアワードで環境大臣賞を受賞した全10取組のプレゼンテーションが行われ、実行委員から講評のコメントもいただきました。

環境大臣賞 部門賞

環境省グッドライフアワード

【企業部門】

「もったいない」を事業へ

株式会社エコリカ

インクジェットプリンターの使用済みインクカートリッジは、従来廃棄するのが当たり前となっており、再利用する方法がなかったため、毎年約2億個もの使用済みカートリッジがゴミとして捨てられていました。株式会社エコリカはこの廃棄される膨大なカートリッジに資源としての可能性を見い出し、日本初の「使用済みインクカートリッジを回収し再利用する」仕組みを確立しました。

環境省グッドライフアワード

【企業部門】

伝統林業の再興と備長炭で持続可能な里山を創出

株式会社四国の右下木の会社

株式会社四国の右下木の会社は、徳島県南部に江戸時代から伝わる伝統の循環型広葉樹林業「樵木林業(こりきりんぎょう)」を現代版に再興し、放置により荒廃が進んだ里山照葉樹林の再生・保全を進めつつ、国内外で高価取引される備長炭産業を興すことで、“持続可能な里山”と“食える里山産業”を同時実現する取組をおこなっています。

SDGs未来都市徳島県美波町のSDGs計画の中核を担うなど、公民連携で里山と地域を未来に繋げる取組をおこなっています。

環境省グッドライフアワード

【学校部門】

大学生のチカラで地域を元気に!再生可能エネルギーの活用からつなげるローカルイノベーション

⿓⾕大学政策学部洲本プロジェクト

⿓⾕大学政策学部洲本プロジェクトでは、毎年20名以上の大学生が淡路島の洲本市に通い続けています。地域の人や地元企業、市役所の皆さんと連携しながら、11年間にわたって活動。市内1ヶ所に⼩水⼒発電システムの構築、2ヶ所にフロートソーラー発電所を設置し、地域貢献型再生可能エネルギー事業を推進してきました。その売電利益は、地域課題の解決に資する活動の費用として充填されています。

環境省グッドライフアワード

NPO・任意団体部門

人も自然としてある未来へ~「SATOYAMAオーガニック地域」の創造~

健一自然農園

奈良の北東部の大和高原で地域の方々より茶園を受け継ぎ、約30か所11haの茶畑を自然の調和を大切に経営し24年目を迎えます。持続可能な農業に加え多面的にSDGsな社会課題にアプローチ。子どもたちへ五感体験、オーガニックコスメづくり、肥料や農薬不使用+バイオマス、茶園の生態系の維持、持続可能なお茶旅、茶文化の発信、中山間地域での生きがいつくり、SATOYAMA地域における自立分散型里山地域つくりのサポート等を行っています。

環境省グッドライフアワード

【自治体部門】

まめで達者な村づくり

鮫川村

平成16年から「まめで達者な村づくり」として、高齢者の健康づくりによる医療・介護サービス料の削減や遊休農地解消のため、大豆の栽培を奨励し村が全量買い取りを実施しています。生産量はここ数年微増傾向にあります。

また、平成20年からは「まめで達者な村づくり」に加え、「バイオマスヴィレッジ構想」を立ち上げ、畜産農家から産廃として排出されていた牛糞を活用した完熟有機たい肥を生産。さらに間伐材から薪を生産するなど村独自のエコシステムを導入しています。

環境省グッドライフアワード

【地域コミュニティ部門】

「森と暮らす」山採りの木がつなぐ森と人が共生する豊かな地域未来をめざして

フォレストニア

フォレストニアは、地域の森に自生する広葉樹「山採りの木」を地域の暮らしの中に移植することで、森の保全と地域資源の循環利用の取組を行っています。地域住民から関心の低い地域の森から山採りの木自体の高い価値を見出し、そこから森と庭、そして地域全体の経済に新たな価値を生み出す為の様々な活動を推し進めています。庭づくりから得た収益を森の整備や様々な森に関する活動に再投資することで、この取組を無理のない持続可能な仕組みへと実現化しています。

環境大臣賞 優秀賞

環境省グッドライフアワード

「終わらない服をつくろう。」お客様と共に歩むグッドライフなエコ活動

青山商事株式会社

青山商事株式会社は、生産大量廃棄への対応として、1998年から始まった不要衣類の回収と資源循環の取り組みを進化させ「WEARSHiFT」BOXを全国の店舗に設置し、お客様と共に歩むエコ活動を推進すると共に、服から服へ、循環型リサイクルにもチャレンジしています。また、回収衣類の一部を用いてリサイクル防災毛布を作製し大規模災害に見舞われた自治体へ寄贈、衣料の回収量に応じた森林保全活動への寄付を通して「AOYAMAの森」づくりに取り組んでいます。

環境省グッドライフアワード

びっくりドンキーの生きものにも優しいお米~契約産地での生きもの調査実施率100%!~

株式会社アレフ

ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」で提供するお米は全量契約栽培を行い、農薬使用は除草剤1回以下で畔を含め殺虫剤の使用は禁止という独自の厳しい基準に加え、生産者ご自身の田んぼの「生きもの調査」を義務化しています。この調査を通して、カエルやトンボなどの水生の幼生が成体になるのを待つための水田の中干し延期や落差の大きな排水路と水田をつなぐ魚道設置などの生物多様性へ配慮した取り組みを契約産地で推進しています。

環境省グッドライフアワード

里山再生「我田の森」プロジェクト

里山クラブ可児

里山の荒廃した環境を守るため、2000年4月「里山クラブ可児」が発足。2002年4月「我田の森(面積約13ヘクタール)」を拠点として活動している。当時の我田の森は、久々利我田集落13名の共有財産区と個人地権者が混在した土地となっており、手入れが行き届いていなかったこの地を里山保全活動地として、地権者等と協定を締結した。以降、里山再生、整備・保全活動を楽しみながら、着実に行っている。

環境大臣賞 最優秀賞

環境省グッドライフアワード

環境循環型農業を実践し、育てる人、作る人、食べる人の顔が見える関係を目指す

ヤマキ醸造株式会社

ヤマキ醸造株式会社は、農業生産法人を組織し、有機栽培・特別栽培など環境循環型の栽培方法にこだわり、自社で生産した原料を用いて昔ながらの方法で味噌・醤油・豆腐・漬物を製造しています。また、既存品を活かしたアップサイクル商品の商品開発、製造の過程で発生する副産物を有効活用して廃棄0を達成。さらに自社にて太陽光発電からエネルギーを作り、工場稼働などに使用しています。地元の生協組織と大豆トラスト運動やNPO法人と共に水を育む森林保全活動の活動なども行っています。

表彰式

Award Ceremony

環境大臣賞

環境省グッドライフアワード

挨拶
環境省 環境大臣政務官 五十嵐 清

環境大臣賞 部門賞

環境省グッドライフアワード

【企業部門】

「もったいない」を事業へ

株式会社エコリカ

環境省グッドライフアワード

【企業部門】

伝統林業の再興と備長炭で持続可能な里山を創る

株式会社四国の右下木の会社

環境省グッドライフアワード

【学校部門】

大学生のチカラで地域を元気に!再生可能エネルギーの活用からつなげるローカルイノベーション

⿓⾕⼤学政策学部 洲本プロジェクト

環境省グッドライフアワード

【NPO・任意団体部門】

人も自然としてある未来へ~「SATOYAMAオーガニック地域」の創造~

健一自然農園

環境省グッドライフアワード

【自治体部門】

まめで達者な村づくり

鮫川村

環境省グッドライフアワード

【地域コミュニティ部門】

「森と暮らす」山採りの木がつなぐ森と人が共生する豊かな地域未来をめざして

フォレストニア

環境大臣賞 優秀賞

環境省グッドライフアワード

「終わらない服をつくろう。」お客様と共に歩むグッドライフなエコ活動

青山商事株式会社

環境省グッドライフアワード

びっくりドンキーの生きものにも優しいお米~契約産地での生きもの調査実施率100%!~

株式会社アレフ

環境省グッドライフアワード

里山再生「我田の森」プロジェクト

里山クラブ可児

環境大臣賞 最優秀賞

実行委員会特別賞授賞式
実行委員会特別賞授賞式

環境循環型農業を実践し、育てる人、作る人、食べる人の顔が見える関係を目指す

ヤマキ醸造株式会社

実行委員会特別賞授賞式

実行委員の専門分野などに関わるテーマごとに、優れた取組を選んで表彰しました。

益田 文和 委員長

サステナブルデザイン賞

環境省グッドライフアワード

NO HEMP, NO GOOD LIFE! 「古くて新しい作物を活⽤した地域と⼈を元気にする取り組み」

一般社団法人九州ヘンプ協会

環境省グッドライフアワード

特定外来種アルゼンチンアリから生物多様性を守ろう!持続可能な駆除活動を作る「サスティナブルアントプロジェクト」

東海理化電機製作所

環境省グッドライフアワード

SDGsトレイン「美しい時代へ号」

東急グループ

大葉 ナナコ 委員

子どもエンパワーメント賞

環境省グッドライフアワード

造園の廃材を活⽤した、新たな街の魅力と創造

熊本県立北稜高等学校

環境省グッドライフアワード

2歳から4000日以上琵琶湖に通い続ける高校生の、琵琶湖を守る仲間作り!

黒川琉伊
※表彰式を欠席されました。

環境省グッドライフアワード

未来へつなぐ農業プロジェクト

栃木県立那須拓陽高等学校
※表彰式を欠席されました。

炭谷 茂 委員

環境と福祉賞

環境省グッドライフアワード

"いのちはめぐる 鶏から大地へ ~いらないものは何もない みんなで循環農業~

福祉法人くりのみ園

環境省グッドライフアワード

不要となった服を回収し、新たな息吹を吹き込む無料譲渡活動『服活』

徳島県立那賀高等学校

高橋 俊宏 委員

環境地域ブランディング賞

環境省グッドライフアワード

木質ユニット つな木 を活⽤した「木材インフラ」|サーキュラーマウンテン

株式会社日建設計|Nikken Wood Lab

環境省グッドライフアワード

石川県の能登ヒバを楽器材として活⽤し里山保全と復興を目指す「ATENOTE」

フルタニランバー株式会社

環境省グッドライフアワード

里山の豊かさを問い続ける

株式会社Foreque
※表彰式を欠席されました。

竹ケ原 啓介 委員

環境ひとづくり賞

環境省グッドライフアワード

産学連携・環境に配慮したサステナブルファッション推進プロジェクト ブランド「マールトウキョウ」

大妻女子大学家政学部被服学科ファッションビジネス研究室

環境省グッドライフアワード

広がれ!エコアクション!~エコ企業のノウハウを工場・家庭にも~

環境の保全を推進する協定協議会

環境省グッドライフアワード

唐津の宝【虹ノ松原】未来に繋ぎたい ~唐津南式松原循環プロジェクト~

佐賀県立唐津南高等学校虹ノ松原プロジェクトチーム

福岡 伸一 委員

EXPO2025いのち動的平衡賞

環境省グッドライフアワード

炭素固定循環型農業を市民と楽しむ

アール・タチバナ株式会社

環境省グッドライフアワード

【愛され和牛】で「いのち」を食べるを考える

えんどう畜産

藤野 純一 委員

環境社会イノベーション賞

環境省グッドライフアワード

もったいない!アップサイクルの考えで未利⽤資源を「⼈にも環境にもやさしい化粧品」へ

株式会社長寿乃里

環境省グッドライフアワード

花バチ達と森をつくるビーフォレスト活動

NPO法人ビーフォレスト・クラブ

環境省グッドライフアワード

被災地での桜の開花を目指して

宮城県農業高等学校科学部 桜プロジェクトチーム
※表彰式を欠席されました。

AMIY MORI 委員

地球と人への想いやり賞

環境省グッドライフアワード

⼈と地球にやさしい洗濯 【コインランドリーwash+/wash+Comfort】

株式会社wash-plus

環境省グッドライフアワード

ホームセンター店舗をハブにした「園芸⽤土の水平リサイクルシステム」の構築

株式会社カインズ

環境省グッドライフアワード

お互いさまの街ふくしま

特定非営利活動法人チームふくしま

森 摂 委員

SDGsビジネス賞

環境省グッドライフアワード

余剰牛ふんやバイオ炭を活⽤した広域連携による持続可能な循環型システムの構築

株式会社アサギリ

環境省グッドライフアワード

地域社会の環境問題を「かぐやロード」で解決!
~サーキュラーエコノミー・カーボンニュートラル対応可能な次世代の防草・舗装材~

日本乾溜工業株式会社

環境省グッドライフアワード

国産材活⽤で、社会課題の解決に挑戦!日本の豊かな森を未来に繋ぐ「まちともりの架け橋」に

MEC Industry株式会社

集合写真

Photo Session

環境大臣賞

環境省グッドライフアワード

実行委員会特別賞

環境省グッドライフアワード

名刺交換会

Reception Party

表彰式終了後は、名刺交換会を実施。全国から集ったローカルSDGsを目指す仲間たちが、実行委員や環境省スタッフ一同と同じ志を持つ仲間同士として交流を深めました。

グッドライフアワードは全国各地でさまざまな取組を実践している方々を結びつけ、さらなる活動の広がりを応援しています。

グッドライフアワードでは次回以降の再チャレンジを歓迎しています。さらに活動の魅力を高め、来年度第13回グッドライフアワードにぜひご応募ください。たくさんのご応募をお待ちしています!

「第12回 環境省グッドライフアワード 環境大臣賞受賞プレゼンテーション&表彰式」
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環境省グッドライフアワード

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