ここから本文です。

2007年05月01日

その他

ウミガメの産卵地保護のため自動車等の乗り入れ規制が始まります

 ウミガメの産卵地保護のため、七里御浜(三重県)、王子ヶ浜(和歌山県)において、自動車等の乗り入れ規制が始まります。


 オフロード車、モーターボート等の無秩序な乗り回しによる自然景観や動植物の生息・生育環境の悪化を防止するため、平成2年より国立公園の特別地域内で、環境大臣が指定した区域では、車馬等を乗り入れる行為は自然公園法に基づく許可が必要となりました(乗り入れ規制地区)。違反者に対しては、50万円以下の罰金又は6ヶ月以下の徴役が課せられます。

 毎年、紀伊半島の砂浜にはアカウミガメが産卵のために上陸します。吉野熊野国立公園では、その上陸や産卵、ふ化の保護を目的とし、毎年5月1日から9月30日までの5ヶ月間、三重県の七里御浜と和歌山県の王子ヶ浜への自動車やバイクの乗り入れを規制しています。ウミガメの保護を目的とした国立公園の乗り入れ規制地区の指定としては、全国で初めての事例になります(平成9年12月指定)。

 この規制期間中、地元自治体や自然保護団体とともに合同パトロールを実施しています。地域住民をはじめ、関係者の方々にはこの乗り入れ規制についてご理解をいただき、ご協力お願いいたします。

 この期間中に、朝早く浜を散歩すると、アカウミガメの産卵やふ化に遭遇できるかもしれません。その時、母ウミガメはお産で神経質になっているので、ライトなどで照らさずに静かに見守って、感動してください。

Get ADOBE READER
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。