日本でも数少ない、周回する道路のない知床岬。
1度でいいから見てみたい・・・
そんなあなたの願いを実現してくれる動力船です。
動力船から見られる代表的な動物はヒグマのほか、イルカなど海の哺乳類、絶滅危惧種に指定されているケイマフリなどの鳥類です。景観を見て楽しむほか、野生動物の観察ができるのが知床の動力船の特徴です。※遭遇する動物は時期によって異なります
野生動物への配慮について
・ケイマフリの繁殖地及び生息地であるプユニ岬からエエイシレド岬までの岩壁への接近を避け、100メートル以上距離をとる。
・ケイマフリの営巣地であるプユニ岬、象の鼻、岩尾別川右岸断崖及び五湖断崖へは接近しない。
・オジロワシが止まり場として海岸の岩場を利用している場合には100メートル以上距離をとる。
・ヒグマの生息行動に影響を与えるような接近や、クジラ・イルカ類の追い回し行為を行わない。
- なぜ動力船で知床岬には上陸できないのですか?
- 動力船は一度にたくさんの人を運ぶことができます。かつて、多くの人々が船で知床岬に上陸していた時代がありました。その時、高山植物の盗掘など大きな問題が発生したのです。一度にたくさんの人が入り込むことで、先端部地区の原生的な自然環境や秘境の雰囲気が台無しになってしまうことが心配されます。 船舶の種類を問わず、一般観光客等のレクリエーション目的の動力船による上陸利用は「知床岬地区の利用規制指導に関する申し合わせ」(昭和59年)により認められていません。
知床の2つの施設で、知床半島先端部の近況や危険箇所の情報、注意事項の提供のほか、ヒグマ対策アイテムのレンタルを行っています。準備が整ったら、出発前に必ず立ち寄って、近況をよく調べてから行きましょう。