今、利尻山の斜面は、真っ白な残雪とやわらかい緑のコントラストが、最も美しい時期。雪どけした所からは、植物が一斉に芽を出し始めています。
　雪どけが遅れ、心配していた残雪も、鴛泊コースであれば、夏山装備で登れるようになりました。晴れた日であれば、6合目を越えた辺りから、海を背にして気持ちの良い登山が楽しめるでしょう。ただ、9合目以上はガレの急登が続きます。利尻登山の標高差は、1,500m。これは、富士山や北アルプス穂高岳登山にも匹敵します。膝に不安のある方や、お花を愛でたい方には、あえて山頂まで行かずとも、「気持ちいい」が感じられるゆとりのある所までの、マイペース登山もおすすめします。
　日本の一番てっぺんで、思い出に残る夏のひと時をお過ごしください。

残雪状況

• 標高1,200m以上に吹きだまりあり。
• 沓形コース上部は残雪多く、急斜面に雪渓残る。

開花情報

登山口〜八合目

ツバメオモト、ミヤマスミレ、ゴゼンタチバナ、クロツリバナ　など

山頂付近

コケモモ、キバナシャクナゲ、エゾノハクサンイチゲ（これから咲きそうです）

詳しくは利尻速報をご覧ください。

• 利尻速報 [PDF 603KB]