2008年02月08日
その他
環境省では、尾瀬国立公園尾瀬地域の主な入山口からの入山者数を把握するため、沼山口(大江湿原)、御池口(御池)、大清水口(三平下)、鳩待口(鳩待峠)、至仏口(鳩待峠)及びアヤメ平口(鳩待峠)の6箇所に赤外線センサーを設置し、入山者数の自動計測を行っている。
平成19年の調査結果については、以下のとおりとりまとめた。
平成19年度の尾瀬国立公園尾瀬地域への入山者総数は約35万5千人であった。これは、前年比の104.0%に相当するが、これは、今年度は、センサーの設置時期が若干早かったことにより5月の計測数が大幅に増加していることが要因となっている。
一方、6月以降を見ると、前年度比98%と微減しており、これは6〜8月の入り込み数が減少した一方で、9〜10月の入り込み数が増加した結果による。
最も入山者数が多かった入山口は、鳩待口(鳩待峠)の約18万6千人で、入山者全体の52.3%を占めた。次いで沼山口の約9万5千人で、入山者全体の26.9%を占めた。
全入山者数に対する入山口ごとの割合は、それぞれの入山口とも昨年度とほぼ同様であった。
利用の時期の集中は、6月のミズバショウ時期、7月のニッコウキスゲ時期、10月の紅葉時期にみられた。これは、例年どおりの傾向であった。
全入山者数のうち土日の入山者数が占める割合は45.9%となり、昨年度の45.0%と比較してほぼ同程度の値であった。
最も入山者が多かった日は10月7日(日)で、9,012人であった。次いで6月2日(土)の8,976人、6月9日(土)の7,492人であった。