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日光国立公園の取組み

奥日光・戦場ヶ原シカ対策

シカ侵入防止柵のゲートの写真

シカ侵入防止柵のゲート

奥日光におけるシカの生息数増加に伴って、戦場ヶ原を中心とした湿原群へのシカの侵入と、湿原植生の破壊が危惧されたことから、戦場ヶ原の湿原を中心に、これを取り巻く森林植生などを含めた一帯を一体的に保全するためにシカ侵入防止柵の設置を行いました。柵設置後も、柵の改良や、様々な対策を行っています。
追跡調査のためにシカに発信機を装着の写真

追跡調査のためにシカに発信機を装着

外来植物駆除

奥日光地域では、オオハンゴンソウなどの外来植物が繁茂し、ホザキシモツケやヤナギランなどの貴重な在来植物が脅かされていました。このため、昭和51年から多くのボランティアの協力により除去作戦を実施した結果、外来植物は大幅に減少しましたが未だ根絶には至っておらず、現在も活動が続けられています。

日光パークボランティア

日光パークボランティアのロゴ
日光パークボランティア(通称NPV)とは、日光国立公園の奥日光地域を中心として、日光の素晴らしい自然をいつまでも残すために、清掃パトロールや動植物調査などの活動を行っています。また、日光を訪れた方々が自然にふれあうきっかけとなるようなイベントや夕方・早朝散策などの活動を行っています。
 

日光国立公園指定90周年記念事業

日光国立公園は、昭和9(1934)年12月4日に国立公園に指定され、令和6年(2024)年12月4日に90周年を迎えました。
90周年を契機に、日光国立公園の保全と利用の歴史について、環境省・栃木県・関係市町村、地域の皆様、観光事業者様、民間活動団体の関係者様、そして、利用する皆様がともに理解を深め、10年後に迎える100周年を念頭に、日光国立公園の素晴らしい価値を未来へ引き継いでいけるよう取組んでまいりました。