2014年07月09日
その他
所長:高橋 啓介
自然保護官:齋藤 純一
Tel:0460-84-8727
環境省では、箱根外輪山の明神ヶ岳山頂周辺において、土壌浸食の防止、植生の回復等を目的として、歩道等の工事が完了しましたので、お知らせします。
平成26 年度富士箱根伊豆国立公園外輪山周廻線道路(歩道)整備工事
明神ヶ岳は、金時山に抜けるハイキングコース等として人気が高く、天気の良い日には、富士山や金時山を望める展望地となっています。 しかし、山頂周辺においては登山者の踏圧等による土壌浸食が発生し、裸地の拡大や植生の衰退等が懸念されていました。 このため、山頂周辺における土壌浸食を防止し、植生の回復を図ることを目的とします。
自然石(箱根産)やササ、ヤシ繊維等の自然素材を使用して、踏み固め防止のための歩道工、降雨による流水をコントロールし、土砂流出を抑制する排水工、植物の回復を促す緑化ネット工等を施工しました。 また、登山者が座って休憩出来る置き石や山頂を示す標柱も併せて整備しました。
明神ヶ岳山頂周辺(神奈川県南足柄市、箱根町)
平成26年4月1日〜平成26年6月30日
株式会社 勝俣組
約1,200万円
環境省が、箱根町及びボランティアの協力を得て、整備箇所の管理及び植生回復を行っていく予定です。
平成25 年度明神ヶ岳の利用者数 約5万人
(環境省が設置した登山者カウンターによる)