2011年11月15日
結果報告
平成23年10月30日(日)、伊豆半島の西北にある大瀬崎にて、子どもパークレンジャーを開催しました。
参加者は12名。午後は小雨に降られましたが、全員元気よくプログラムをこなして、自然について学ぶことができました。
子どもパークレンジャーとは
薄陽が射す中で、子どもパークレンジャーが始まりました。
まずは、体と気持ちの緊張をほぐすために簡単なゲームを行いました。
大瀬崎はダイビングのメッカということで、海岸には子どもたちの他にも多くの人がダイビングの準備に取りかかっていました。
<活動1:大瀬崎の海を観察しよう!>
今回の海のプログラムはシュノーケリング体験です。
まずは海に入るための心構えとして、海でのルールと海の中でのサインをインストラクターから教えてもらいます。
みんな真剣な表情で聞いていました。
その後、ダイビングスーツに着替えてからグループごとに分かれて海に入る準備開始です。
シュノーケリングに必要な道具を1つずつ確認しながら装着していきます。
同時に、道具をつけた時の動き方(足にフィンをつけたら「カニさん歩き」をするなど)をインストラクターと一緒に練習しました。
さあいよいよシュノーケリング体験開始です。
陸上ではちょっと冷たい風が吹いていましたが、インストラクターさんによると、「こんな日は海の中の方が温かい」そうです。
みんな、インストラクターとともにぐんぐん泳いでいきます。
今回のシュノーケリング体験は、足が届く範囲で行われましたが、あらかじめインストラクターがチェックしていた場所では、たくさんの魚を見ることができたようです。
およそ1時間、みんな元気に海での活動を行いました。
<活動2:大瀬崎の自然について学ぼう!>
午後最初のプログラムは、自然豊かな大瀬崎の岬でのウォークラリーです。
岬は大瀬神社の境内となっていて、海から近いのに「淡水」である神池や、天然記念物に指定されているビャクシン樹林があります。
そんな大瀬崎の自然や環境に関する問題を解きながら歩きました。
りっぱなビャクシンの間を歩いて行きます。
<活動3:大瀬崎の海岸をきれいにしよう!>
午後になって空模様が気になっていましたが、ついに雨がふってきてしまったので、海岸清掃は室内プログラムへ変更となりました。
室内プログラムは『○○の気持ちになってみよう!』です。
今回はみんなに、大瀬崎を代表するビャクシンと海の中でも人気のあるクマノミになって、ゴミがあったらどんな気持ちになるのか、どうしてほしいと思うのかなどを考えてもらいました。
まじめな答え、おもしろい答えなど様々でしたが、「海を汚さないで」「ゴミは捨てちゃダメ」という気持ちはみんな同じでした。
<海岸清掃>
室内プログラムが終了し、「今日のプログラムはこれで終わりです」と言ったところ、みんなから「ゴミ拾いをしたい!」いう声があがりました。嬉しいことです。
外の様子をうかがうと、雨は「ポツポツ」という状態だったので、海岸清掃を行うことにしました。
各自ゴミ袋を手に、燃えるゴミ・ペットボトル・缶ビンに分別しながらゴミ拾いです。
ゴミを拾いながら、「こんなのがある!」「どこから来たんだ?」「これは燃えるゴミ?」など、驚きや疑問の声を発していました。
最後に、今日の感想を書いてもらってまとめを行ない、この日の活動はすべて終了しました。
今年も多くの方々にご協力いただき、無事にイベントを開催することができました。誠にありがとうございました。
今回は、生憎のお天気となってしまいましたが、子どもたちは自然の中で元気に活動し、様々なことを感じ取ってくれたのではないかと思います。
今回の経験をきっかけのひとつとして、これからの生活の中で自然を大切にする活動を行っていってほしいと思います。