2009年11月26日
結果報告
箱根自然環境事務所では、平成21年10月21日(火)に観察会を実施しました(主催:箱根地域自然に親しむ運動実行委員会 開催担当:箱根自然環境事務所)。
箱根パークボランティアの皆さん8名の案内で、参加者34名が6班にわかれて自然観察をしながら歩きました。強風でしたが、秋晴れの良いお天気で外輪山からは富士山がよく見えました。深良水門の歴史の話や秋の草花を観察するなど、楽しい観察会となりました。
※箱根地域自然に親しむ運動とは、箱根地域自然に親しむ運動実行委員会〔神奈川県・環境省・(財)神奈川県公園協会・(財)自然公園財団箱根支部・箱根町〕が行っている観察会です。
箱根ビジターセンター~湖尻水門~深良水門~湖尻峠~黒岳~展望公園~湖尻新橋~箱根ビジターセンター
(所要時間約4時間 約5㎞ 標高差320m)
今回は初めてバス車内でレンジャーより国立公園の景観保護の取り組みの紹介の話をしました。
全員集合し、今回自然解説を担当するパークボランティアさんやスタッフの紹介をして出発しました。
実は危険な植物「ツタウルシ」です。触るとかぶれてしまうので注意が必要です。
普段は閉門されており、大雨などが降った時に少しずつ放流され、早川に流れます。
この場所は話すと長くなる歴史があります。深良水門は常時開門しており、芦ノ湖の水は静岡県の裾野市に流れています。
深良水門~湖尻峠の歩道は石畳です。とても急斜面なので、足下に注意して歩きました。
湖尻峠から外輪山への登山口です。ハコネダケに覆われ、稜線にでるまでが急斜面です。
先程まで芦ノ湖畔を歩いていましたが、あっという間に芦ノ湖は眼下になりました。箱根の山々を見ながら箱根火山の解説を聞くと、よく理解できます。
出発した箱根ビジターセンターも見えました。
お天気が良かったので、富士山と愛鷹山がよく見えました。
芦ノ湖のかたちが良くわかります。あの山は?あの建物は?と話がはずみます。
箱根ビジターセンター館内の見学も行い、時間通りに事故やけがなく無事終了しました。
箱根外輪山からの景観とパークボランティアの皆さんの解説はたいへん好評で、楽しい一日を過ごしていただけたようです。おかげさまで無事観察会を終えることができました。協力していただいたボランティア・スタッフの皆さま、ありがとうございました。