日中韓環境教育ネットワーク(TEEN)

TEENの成り立ちと活動について

平成12年に北京で開催された第2回日中韓三カ国環境大臣会合(以下、TEMM:Tripartite Environment Ministers Meeting)において、「環境共同体意識の向上」を図るための三カ国協力プロジェクトを形成・推進していくことが決定されました。そして、同年6月の日中韓三カ国実務者会合において、TEENをプロジェクトの一つとして構築することが合意され、平成12年以降は三カ国が交替でTEENシンポジウム及びワークショップを開催しています。本会合では、環境教育の専門家や教育者、NGO代表等が三カ国から集まり、環境教育のイニシアティブについて議論や意見交換などを行っています。今年(平成30年)は、19回目の開催となりました。

第21回シンポジウム・ワークショップ

2020.10.15〜16(韓国・オンライン)

令和2年10月15日(木)〜16日(金)の日程で、「第21回 日中韓環境教育ネットワーク(The 21st Tripartite Environmental Education Network: 以下、TEEN21)シンポジウム及びワークショップ」が開催されました。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインでの実施となりました。

テーマと目的

今回は、「地域における環境教育:日本、中国、韓国の経験の共有」をテーマに、日中韓における環境教育及びESDの取組に関して実践報告と意見交換が行われました。

内容報告
一日目

午前中は政府円卓会議が開催され、日中韓における環境教育及びESDの今後の連携について意見交換が行われました。午後はシンポジウムが開催され、「地域における環境教育:日本、中国、韓国の経験の共有」をテーマに、セッション1では政策及びパートナーシップについて、セッション2では、地域性及び効果について日中韓各国の代表者から発表が行われました。

政府円卓会議の様子

政府円卓会議の様子

セッション1: 地域における環境教育:政策及びパートナーシップ
(1) 日本
発表者:阿部 治 氏 (立教大学)
タイトル:環境教育/ESDを促進するための自治体との連携
概要:日本の自治体における環境教育/ESDに関する政策の概要や歴史の他、水俣市、大牟田市、下川町の先進的な事例について
(2) 中国
発表者:ZHANG Yali 氏 (深セン市生態環境局)
タイトル:全セクターを巻き込んだグリーンライフアクションシステムの構築
概要:深セン市における環境教育に関する政策や学校、地域、NPO等における取組事例について
(3) 韓国
発表者:YOU Youngjae 氏 (忠清南道環境連携・教育チーム)
タイトル:忠清南道における環境教育の現状と方針
概要:忠清南道における環境教育計画の歴史や環境教育都市を目指した取組の事例について
セッション2:地域における環境教育:地域性及び効果
(1) 日本
発表者:小宮 武士 氏 (大牟田市教育委員会)
タイトル:大牟田市におけるユネスコスクール・SDGs/ESDの取組
概要:大牟田市における、持続可能な社会を目指したネスコスクール加盟校のSDGsやESDに関する取組事例について
発表の様子

発表の様子

(2) 中国
発表者:YU Wei 氏 (浙江省環境保護協会)
タイトル:市民への環境教育におけるNGOの参画〜温州市での事例を通じて〜
概要:温州市におけるNGOによる小学校や市民向けの環境教育に関する取組事例やNGOと行政によるパートナーシップについて
(3) 韓国
発表者:CHOI Sangkyu 氏 (水原市環境教育チーム)
タイトル:都市と自然が調和する環境教育都市・水原
概要:水原市における環境教育の政策や現状、環境教育施設をはじめとした取組事例について
二日目

午前中は「ポストコロナ時代の環境教育:コミュニティマッピング」に関するワークショップが開催され、主催の韓国からモバイルアプリケーションを活用した動植物等のマッピングを通じた環境教育事例の発表やその操作方法についての紹介がありました。午後は「地域における環境教育の事例共有」に関するワークショップが開催されました。日本からは、下川町、岡山市、北九州市、大牟田市の関係者に登壇いただき、事例を共有しました。

午後は「地域における環境教育の事例共有」に関するワークショップが開催されました。日本からは、下川町、岡山市、北九州市、大牟田市の関係者に登壇いただき、事例を共有しました。

ワークショップの様子

ワークショップの様子