合同環境研修
この研修プログラムの狙いは、三カ国の環境の現状、課題、対策等について認識を共有し、環境行政官の意見交換を円滑に行い、ネットワークを発達させることにより、三カ国間協力の土台を築くことにあり、三カ国の中央及び地方の関係行政官に参加の機会を提供するものです。
2001年以来三カ国合同で開催され、日中韓環境担当官が、環境問題に対処するための各国の政策についての討議等を行っています。2019年の第19回は日本で開催されましたが、2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い延期されました。2022年、第20回を韓国主催で、「資源再循環と廃棄物管理」をテーマに、講義と各国研修生間の意見交換等をオンライン形式で実施しました。
<第20回 プログラム概要 ※オンライン実施>
○2月14日(火)
- 開講式
- 講義:韓国の資源循環政策と制度の変化
- 発表:国別レポート
○2月15日(水)
- ビデオ講義 1 : 韓国の廃棄物処理に係る法と政策の歴史1,2
- ビデオ講義 2 : 家庭ごみの排出、収集、運搬
- ビデオ講義 3 : 産業廃棄物処理プロセス
- ビデオ講義 4 : エネルギー回収と埋立技術
- ビデオフィールドトリップ 1 : メトロポリタンエレクトロニクスリサイクルセンター
- ビデオフィールドトリップ2 : 河南市ユニオンパーク
- ビデオフィールドトリップ 3 : Sudokwon 埋立処分場
○2月16日(木)
- グループディスカッションに向けた事前講義(循環経済に向けた持続可能な廃棄物処理)
- グループディスカッション1
○2月17日(金)
- グループディスカッション2
- グループディスカッション3
- 閉講式
第1回
2001 11.27~12.4(日本)
・ 日中韓各国の環境行政に関する行政組織体制と業務の概要
・ 淡水域の水質汚染の現状と課題
第2回
2002 12.2~12.11(韓国)
・大気保全 ・水質保全 ・廃棄物管理
第3回
2003 12.1~12.10(中国)
・水質管理 ・廃棄物管理
・北東アジア地域における国際環境協力
第4回
2004 11.21~11.27(日本)
・循環型社会(廃棄物・リサイクル対策) ・地球温暖化
第5回
2005 11.20~11.26(韓国)
・都市大気汚染 ・循環型社会
第6回
2006 11.20~11.26(中国)
・循環経済(3R)政策及び法制度について
・自然環境再生手法について
第7回
2007 11.25~12.1(日本)
・化学物質管理 ・ESD(持続可能な開発のための教育)
・環境教育/環境意識の普及・啓発
第8回
2008 11.23~11.29(韓国)
・廃棄物からのエネルギー回収に係る政策
・環境配慮型の廃棄物管理(3Rを含む)
第9回
2009 11.22~11.28(中国)
生物多様性の保護と持続可能な利用の推進
・生物多様性の保護と持続可能な利用の推進に係る政策及び法制度
・生物多様性の保護と持続可能な利用の推進に係る普及啓発及び教育
第10回
第10回合同環境研修
(2010年11月 東京)
2010 11.21~11.27(日本)
水環境保全
・淡水域における水質汚染の現状と課題
・地下水汚染対策
第11回
2011.11.20~11.26(韓国)
低炭素・グリーン成長
・グリーン成長に係る教育とエコライフスタイルの実践戦略
・グリーン技術開発とグリーン産業振興計画
第12回
2012.11.25~12.1(中国)
湖の保全
・湖の環境保全
・湖の環境保全に係る教育・普及啓発
第13回
2013.11.17~11.23(日本)
持続可能な都市の大気環境
・大気汚染のモニタリング、防止及び規制のための技術
・大気汚染防止に係る施策
第14回
2014.11.2~11.8(韓国)
生物多様性の保全
第15回
2015.11.8~11.14(中国)
環境保護に関する公衆参加の促進
第16回
2016.11.6~11.12(日本)
資源循環利用/3R
第17回
2017.10.15~10.21(韓国)
持続可能な成長のための生物多様性
第18回
2018.11.18~11.23(中国)
グリーン開発と市民参加
第19回
第19回合同環境研修
(2019年9月 北九州市)
2019.9.15~9.21(日本)
地域における環境管理