放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成28年度版、 HTML形式)

第9章 事故からの回復に向けた取組
9.3 廃棄物

管理型処分場を活用した特定廃棄物の埋立処分計画

管理型処分場を活用した特定廃棄物の埋立処分計画
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福島県では、双葉郡8町村を中心に放射性物質に汚染された廃棄物が発生しており、復興を進めるためには、汚染廃棄物をできるだけ早く処理する必要があります。
10万ベクレル/kg以下の廃棄物は、放射性物質汚染対処特措法の処分基準に従って、既設の管理型最終処分場で安全に処分できます。このため、福島県内で発生した10万ベクレル/kg以下の指定廃棄物等については、双葉郡にあり、既存の管理型最終処分場を活用して、速やかに埋立処分を実施する計画です。
この計画については、平成25年12月に中間貯蔵施設と併せて受入要請を行ったのち、地元の富岡町及び楢葉町の当局や議会、住民へのご説明を行ってきました。
平成27年12月に、福島県及び富岡町・楢葉町から、処分場活用の容認をいただき、平成28年4月には既存の管理型処分場について、土地及び不動産の売買契約を締結・国有化すると共に、6月には国と県及び2町の間で安全協定を締結しました。
事業の実施に当たっては、安全・安心の確保に万全を期すると共に、地域住民の皆様の御不安や御懸念を解消できるよう、引き続き努力していきます。

本資料への収録日:平成28年1月18日

改訂日:平成29年3月31日

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