報道発表資料
小笠原群島聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、本日、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から聟島まで、ヒナ15羽を移送しましたので、お知らせいたします。
本日早朝に、鳥島において移送するヒナ15羽を捕獲。研究員が1羽ずつ移送用の箱に入れてヘリポートまで背負って運び、ヘリコプターに搭載しました。
ヒナを載せたヘリコプターは、12時06分に鳥島を離陸、13時35分頃聟島に到着しました(鳥島から聟島は直線距離で350km程度)。
その後、ヘリコプターから下ろしたヒナを移送用の箱に入れたままで徒歩30分ほどの距離を運び、予定していた地点において、15羽全てを無事移動致しました。
これから、ヒナが巣立つ5月下旬頃まで、(財)山階鳥類研究所の研究員が聟島に滞在し、人工飼育を行う予定です。
- ※
- この事業は、(財)山階鳥類研究所が、環境省、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て実施しているもので、今年度が3か年目となります。
本日の経過
- 8:20
- ヒナ移送用ヘリコプター八丈島 発(途中青ヶ島で給油)
- 9:53
- ヒナ移送用ヘリコプター 鳥島 着
- 12:06
- 鳥島で捕獲したヒナ15羽を載せたヘリコプターが鳥島を離陸。
- 13:35
- 〃聟島に到着。
- 14:55
- 放鳥ポイントにおいて、ヒナ15羽を無事放鳥
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長:塚本 瑞天(6460)
課長補佐:西山 理行(6475)
主査:浪花 伸和(6469)
直通 (03)5521-8283
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成21年10月26日
- 聟島で巣立ちしたアホウドリの米国サンフランシスコ沖での確認について
- 平成21年9月15日
- 平成21年度野生生物保護対策検討会アホウドリ保護増殖分科会の開催結果について
- 平成21年7月7日
- 聟島に移送したアホウドリのヒナの衛星追跡の結果について(6月30日現在)
- 平成21年5月25日
- 聟島に移送したアホウドリのヒナ全羽の巣立ちについて(速報)
- 平成21年2月5日
- アホウドリ新繁殖地形成事業によるヒナ移送の結果について(お知らせ)