報道発表資料

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2009年02月05日
  • 自然環境

アホウドリ新繁殖地形成事業によるヒナ移送の結果について(お知らせ)

 小笠原群島聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、本日、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から聟島まで、ヒナ15羽を移送しましたので、お知らせいたします。
 本日早朝に、鳥島において移送するヒナ15羽を捕獲。研究員が1羽ずつ移送用の箱に入れてヘリポートまで背負って運び、ヘリコプターに搭載しました。
 ヒナを載せたヘリコプターは、12時13分に鳥島を離陸、13時45分頃聟島に到着しました(鳥島から聟島は直線距離で350km程度)。 その後、ヘリコプターから下ろしたヒナを移送用の箱に入れたままで約2kmの距離を徒歩で運び、予定していた地点において、15羽全てを無事放鳥致しました。
 これから、ヒナが巣立つ5月下旬頃まで、(財)山階鳥類研究所の研究員が聟島に滞在し、人工飼育を行う予定です。

※この事業は、山階鳥類研究所が実施の中心となり、環境省と米国魚類野生生物局とが共同で実施しています。

本日の経過

 8:35
ヘリ移送用ヘリコプター八丈島 発(途中青ヶ島で給油)
10:55
       〃      鳥島 着
12:13
鳥島で捕獲したヒナ15羽を載せたヘリコプターが鳥島を離陸。
13:45
             〃            聟島に到着。
15:45
放鳥ポイントにおいて、ヒナ15羽を無事放鳥

放鳥ポイント

本日の移送の様子:(財)山階鳥類研究所 提供 

鳥島

本日の移送の様子(1)

本日の移送の様子(2)


本日の移送の様子(3)

本日の移送の様子(4)

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長 : 星野 一昭 (6460)
課長補佐 : 西山 理行 (6475)
係長 : 中島 治美 (6469)
直通  (03) 5521 - 8283