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利尻礼文サロベツ国立公園の取組み

利尻山登山道の保全

利尻山登山道の保全の写真

利尻山登山道の保全

利尻山の上部は火山性の非常に脆い土で形成されており、登山者の踏みつけなどによる浸食が進んでいます。
この対策として、行政機関や地元関係者で協議会を組織し、土留めの設置や植生ネットの敷設などの登山道の補修作業に取り組んでいます。また平成26年からは「利尻山コマドリプロジェクト」がスタートし、バッジの売上金を登山道保全に活用する取り組みも進められています。

礼文島自然歩道の協働管理

礼文島では、行政機関や地元関係者が協力しながら歩道管理を行っています。関係者全員で話し合った利用のルールやコースの難易度などに関する情報をホームページで統一的に発信することで、自然環境の保全や利用者の安全確保をより一層図っていく取り組みが進められています。

サロベツ自然再生事業

サロベツ地域の泥炭地では、農地造成や河川改修などの多様な人間活動の影響により湿原の乾燥化が進み、高層湿原の植生が損なわれるなどの問題が指摘されています。そこで、学識経験者、行政機関、地元の酪農家などの連携のもと、湿原の乾燥化対策、泥炭採掘跡地の再生などの自然再生事業を実施しています。【取組みについて】